地方都市JR駅界隈の
没個性化
あ、おばあちゃん。もうその、うちのスタンプカードは使えないのよ。この前まで張り紙してたでしょ。ほらこれ、JREの、緑のカードに切り替わっちゃったから。
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2018年ごろだったと思う。関東某地方都市の駅ビルのお茶屋さんで聞こえてきた店員とお客さんの会話。今、ちょいと調べてみるに、JR東日本が駅ビルでも使える共通のJREポイントカードを発行したのが、2018年の7月。冒頭に紹介した会話は、ずっと気になっている。なぜか?どこの駅ビルでも使えるポイントカードの普及とともに、そこここの駅ビルも没個性化が急速に進み始めたような気がしているから。出張であちこち出かける私の「気がしている」だけで、根拠もデータもない。https://www.jrepoint.jp/point/first/
言葉をとりもどせ。
復興って、なんだろうね。
どういう状態を言うのだろうか。
絆ってなんだろうね。
どういう関係性を言うのだろうか。
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先付けされる言葉は、信じるな、使うな。
後付される言い訳には、耳を貸すな。
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実体があれば、
地の底から、足下から、言葉は湧いてくる。
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帰り道の農道で車を止めて仰ぐ月。
20200311
2019年という節目の年に、絵師・飯田団紅氏に意匠をお願いして、
廣瀬組(風土形成事務所+地域編集室簑田理科事務所)の手拭を作りました。
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2案、図案を送ってくださった際に、廣瀬氏が唸りながら発したコメント。
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「風景の図像化という点から見ても初めて体験するものと感じました。東洋的直観を、ほとんどの人は表層的にしかとらえられていないのに、そうではなくて体現し表出させられているような感じもしました。大変な才能の人です」
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意匠:飯田団紅 氏
http://seppukupistols.soregashi.com
制作:越後片貝 紺仁
http://www.konni-aizome.com
「憲法は実行するものです」
中村哲さんの訃報に_2
中村哲さんの訃報に、多くの人が、(彼の地の人たちも、こちらの人たちも)涙にくれる日々が続いている。ある人は、SNS で「中村さんのことは忘れません」と投稿し、ある人は、国内外のさまざまな情報をシェアし続け、悲しいね!と涙を流す顔のマークがいくつも押されていく。ある人は、政府筋が、中村さんの死に際して対応が冷たいと、SNS で憤る。
日本でのらりくらり過ごす私が「忘れない」とは、どういうことだろうか。
凡庸な私が「志を受け継ぐ」とは、どういうことだろうか。
書籍も読み、ドキュメンタリーも拝聴し、大学の講義では、授業の1回分で、ペシャワール会の活動を紹介してきた。しかし私は多分、1年もすれば、いまの喪失感も何かで埋め合わせていくし、ペシャワール会に寄付をしようと思ったことも忘れていく。
しかし私は・・・。
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これは東アジアのプライドの問題です
学ぼうと思う時、ドキュメンタリー映画を自宅で見る時、一時停止ボタンを繰り返し押しながら、ノートをとりながら、映像を見る。やたら、時間がかかる。しかし、映像から、歴史から、識者から学ぼうと思う時、そうしている。
2017年9月21日 日本時間未明、つまり国際平和デーのその日に、私たちの国の(一応)代表が、国連で演説をした。「北朝鮮に必要なのは対話ではなく圧力だ」と時間のおよそ8割を費やして、平和国家という立ち位置を(かろうじて、まだ私たちはそこに軸足をおいていたのに)完全に、捨てた。その記念すべき、アンピースフルデイに、ノートの1ページから、いくつかの言葉を書き写す。
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