6|地域を伝える、地に足つけて。

南丹市 地域おこし協力隊情報紙
NANTURN 完成!
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京都府南丹市から委託を受けて
7月、そして、9月と、2回 現地へ出かけておりました。
地域おこし協力隊の皆さんが、新しく制作する
「協力隊の視点から、地域の皆さんへ、地域の魅力を伝える」
冊子づくりの ワークショップ講師として。

そして完成した冊子が、一昨日、手元へ。

みなさんの たしかな目と、柔軟な足腰と、
ていねいに現実をつかもうとする手と。
その成果が、十二分に紙面の上に踊っていました。
クォリティ高い! 文章も、構成も、写真も、デザインも!
まじで!
なにより、地域への向き合い方が「まっとう」です。
もう、みのだは、すげー!!と叫んでしまいました。

地域のみなさんも、おじいちゃんもおばあちゃんも
おにいさんもおねえさんも…目を細めながら、にこにこと
手にされていると思います。

完成した冊子、
隊員の皆さんからいただいたメッセージ(抜粋)
ワークショップの様子
写真でお伝えします。

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ワークショップで、私が用意するフレームは、いたってシンプルです。
それぞれの暮らしの中で、すでに出会っている「現実」(具象)と、
そこから深堀してゆくことができる「概念」や
「普遍的な真理」(抽象)の間を
行き来することができる回路をつくること。
グループワークでも、まずは、自分ひとりの思考の時間を大切に。
それから、メンバーで伝え合って、共有して
視点を交錯させて、
他者との視点を行き来する回路をつくってゆきます。

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そして8人の「現実」…ここに来るまでの人生と「今」と未来が
ひとつに撚られながら編まれながら、「伝える」力になってゆく。
地域を伝える、地域で行う編集活動。
できあがったタブロイド紙を手にして
地道に、真摯に、まっとうに、続ける人たちがいるかぎり
まだまだ地方は大丈夫とさえ思えました。

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9|一杯の珈琲から

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縁というものは、
偶然の出会いによって現れるものではなく、
それまでの、それぞれの、点と点と点が繋がって
一定の方向性も持ち始めたときに
それが星座のように繋がって、
出会いとなって、形になっていくものだ。
これをご縁に今後とも・・・と人は言うけれど、
もちろん、「これから」も大事だけれど、
「これまで」の、つながる必然についても思いをめぐらせたい。
今年(まだ2ヶ月残っているけれど)最大のご縁で
出会った、ネパールのフェアトレード珈琲。

最初に飲んだとき、
口の中から喉から鼻から染みる滋味深さに、
珈琲は農産物だった!と五感で感じた。
当たり前のことなのだけれど
コーヒーは、
たとえばコンビニの棚に並ぶエナジードリンクや
眠気覚ましの合成飲料などとは、明らかに違って、
土と陽と水の恵みで実り、
人の手が摘む、農産物。

「そもそも」のところが、すっ飛ばされがちな時代に
(恣意的に、あるいは怠惰として、あるいは無神経の結果として)
「そもそも」のところを、思い起こして、大切に。
一杯の珈琲から。

***
ヒマラヤワールド フェアトレードコーヒー
「シリンゲ村物語」
販売者
フェアトレード団体(有)ネパリ・バザーロ

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8|これは東アジアのプライドの問題です

学ぼうと思う時、
ドキュメンタリー映画を自宅で見る時、
一時停止ボタンを繰り返し押しながら、
ノートをとりながら、映像を見る。
やたら、時間がかかる。
しかし、映像から、歴史から、識者から
学ぼうと思う時、そうしている。

*
2017年9月21日 日本時間未明、
つまり国際平和デーのその日に、
私たちの国の(一応)代表が、国連で演説をした。

「北朝鮮に必要なのは対話ではなく圧力だ」と

時間のおよそ8割を費やして、
平和国家という立ち位置を
(かろうじて、まだ私たちはそこに軸足をおいていたのに)
完全に、捨てた。

*
その記念すべき、アンピースフルデイに、
ノートの1ページから、いくつかの言葉を書き写す。

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『映画 日本国憲法』
ジャン・ユンカーマン監督作品
 2005年劇場公開 製作国/日本
公式サイト→こちら
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日本はもっとアジアの民衆を理解すべき。
15年戦争で、2000万人が死んだ。
あの小さな村々で、街で、
どんなことが行われたか、
戦争に行った人は知っている。
あの当時の中国の人たちの気持ちが痛いほどわかる。
……日高六郎(社会学者、1917生まれ)

アジア各国が、日本への不信感をかろうじて抑えてこられたのは、
憲法9条のおかげです。
……ハン・ホング(韓国:聖公会大学人権平和センター所長)

日本は、北朝鮮の脅威を理由に、再軍備を主張していますけれど、
あれだけ経済的に困窮する北朝鮮が、日本を攻撃できるとは
誰も思っていません。
日本は、東アジアの平和構築に貢献すべきです。
21世紀の東アジアは考え始めるでしょう。
なぜ自力で平和を築けないのか?
なぜアメリカに平和を委ねなければいけないのか?
これは、東アジアのプライドの問題です。
…… カン・マンギル(韓国:歴史学者)

世界市民が、自国の政府に強いる規範ー国連憲章。
日本は、そこから遠ざかろうとしている。
…… ノーム・チョムスキー(アメリカ:言語学者)

日本は、第2次大戦後、対戦中の侵略を謝罪していない。
ドイツのように謝罪すべきだ、という声もあり、批判を受けている。
私の考えでは、第9条が日本の謝辞であると。
アジア諸国に対して、日本はこう宣言したのです。
30〜40年代の日本の軍事的行為を恐れることはありません。
最終的に自衛のため以外の武力をすべて放棄します、と。
つまり、9条の放棄は、謝罪の否定です。
そうなれば、中国が東アジアで、
日本の謝罪についての問題が再燃します。
戦争犯罪の重さを理解していますか?
…… チャルマーズ・ジョンソン(アメリカ:アジア政治学者)

第9条ということを、積極的に世界の人々に
発信すべきだと思うんですよね。
まず、アジアの人々に、日本の中にも
こういう考えの人がいるんだということを伝えるべきです。
憲法改正問題は、国内の問題にしちゃだめですよ。
国際問題ですから、特にアジアの問題。
それが一番重要なことなんです。
…… 日高六郎

最後に
このドキュメンタリーの中では、
シリア・ダマスカス難民キャンプのパレスチナ人男性が
カメラに向かって、熱をこめて、
こう話していたことも、忘れないでおこう。
*
日本は、戦争で世界で一番苦しんだ国ですよね?
アメリカに原爆を落とされたのですから。
ですから軍隊を派遣して、
親のない子をつくるようなことをしてはいけません。
日本国民はそんなこと、望んでいませんよね。