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毎日毎日、担任の先生から出される宿題。
宿題なんてめんどくさいものは、無いほうがいいにきまってる。
だが、山田りりか(小三)の場合、
宿題は、青春のすべてを賭けるに値するものだった。
ごくごくありふれた、ふつうの宿題が彼女特有の思い込みによって、
毎回、はげしく脱線していく。
それでも、いつも先生のチェックは、クリア。
彼女は一度も宿題を忘れたことがない。
最高の内容を提出する、宿題女王なのだから。

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コトバの国のコザルたち4
「シーザーサラダにさつまいもは入れるか?」

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「また、あのサラダ食べたい!」
次女メグが、突然目を輝かせて言う。
「あのサラダって?」
「クリントンが入ってるやつ!」
「クリントン? そんなの入れたサラダ作ったっけ?」
まあ、ほんとは何を言いたいのか、速攻わかってしまったとはいえ、
すぐ訂正したら、面白くないじゃないかー。

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コトバの国のコザルたち3
「呼び方の件につきまして」

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「今日から、ママって呼ばない!」

四月から高校生になった(漢字は書けなくても)長女が、
突然、こんな宣言をした。
たかが呼び方、されど呼び方。一応、抵抗を試みてみる。

「別にさあ、外では『おかあさん』とか『母は』とか、
使い分けができてるんだから、今のままでいいじゃん?」

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コトバの国のコザルたち2
「銀河系のストーカーブルース」

「ママが好きでも、まりなは嫌いなの!
ママとまりなの好きは違うの!」
3歳くらいの女の子が、スーパーのお菓子場で
母親に必死に議論をふっかけている。
どうやらどのお菓子を買うかで意見が分かれている様子。
まあ、よくありがちな昼下がりのスーパーでの光景だけど
それにしても、まりなちゃんの立派な論戦ぶり。

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コトバの国のコザルたち1
「コザルは騙して育てよう」

どうしてママは犬じゃないの?
どうして空はおっこちてこないの?
どうしてウサギはウサギなの?

コトバを覚え始めたコザルたちの素朴な疑問にどうこたえるか?
これがけっこうめんどうくさかったりするわけです。

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