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詩を寄稿しています 
あるくこと、うたうこと

ナチュラルシューストア神宮前店10周年記念リーフレットへの寄稿

ライティングのお仕事では、取材記事、パンフレットなど広告媒体のテキスト全般、コラムの寄稿など、ご依頼に応じて書いています。
今回ご紹介する案件は「詩作」です。
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ご依頼主さんは、2018年に参加した、スターネット東京店最終企画「tane」展でご縁ができた、国内外からより良い物を選りすぐった「靴」のお店・ナチュラルシューストア。2019年春には、神宮前展で「ましこのうた企画展」を開催させていただきました。

そのご報告記事はこちらから 
http://editorialyabucozy.jp/mashikonouta-category/ましこのうたの歩み/
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そして、2020年、神宮前店10周年を記念して作成されるリーフレットに、ご依頼を受けて「あるくこと、うたうこと」をテーマに、40行ほどの一編の詩を寄稿しています。
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以前の私にとっては、「靴」は単なる服飾の一部で、単なる道具でした。しかし、2009年に出会った、故・馬場浩史さんの「土祭」のコンセプトや、2011年の原発事故と、その後の、小さくともまっとうに暮らしを営む友人たちや、ヘンリー・ソローの著作『歩く』との出会い。そして、益子の人と暮らしを伝える『ミチカケ』で組んだ特集「歩く」の取材での「歩く人々」との出会い。そんな延長上での、ナチュラルシューストアとの出会いは、表層のところで揺らぎがちな私の軸を「歩くことを考える」ことで、グッと基本に戻してくれました。
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たかが、靴。
されど、歩くことは生きること。生きることのパートナー。
ナチュラルシューストアが靴に託すメッセージと、コンセプトをしっかりと受け止め、重心を低いところに置きながら、言葉を紡いで行きました。


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リーフレットには、10年前の生い立ちのことや、お客様に「靴」を届けるお店としてのコンセプトとメッセージ。故・馬場浩史さんプロデュースで設計された内装、左官・挾土秀平さんの手によって版築でつくられた間仕切りの紹介や、スタッフの方からのメッセージなども記されています。それから、スタッフの手作り・ご近所マップも一緒に配布されます。
ナチュラルシューストア神宮前店は、感染防止への細やかな取り組みのもと、昨日の5月23日から営業が再開されています。まだまだ安心できない状況が続きますが、よろしければ、歩み続ける日々のパートナーとして新しい靴を探しに、お出かけください。リーフレットに寄せた文もお読みいただければ幸いです。

ナチュラルシューストア神宮前店
http://www.thenaturalshoestore.jp/store/jingumae/