「1_授業コンセプト」の記事に続いて、ここでは、全15回の講義の構成を2019年度の内容でお伝えします。各回のテーマなど羅列だけでは、イメージが湧きにくいかもしれませんが、ふーん、こんなことやってるんだ!と俯瞰していただければ幸いです。
.
また、メインビジュルの写真は、ある回のスライド1枚目の扉。各回で取り上げる事例の写真だったり、その回のポイントの伏線だったり後半のゲスト講師の予告だったり、取材に出向いた地方での写真だったり。毎回冒頭に、地域づくりについての小話を一枚の写真から伝えて授業を始めていましたが、この時は、益子の有機農家さんの畑のキャベツ。この虫食いだらけのキャベツから読み解いていけるさまざまな課題や可能性、価値の話を受講生とやりとりしながら導入としています。
—
▼続きを読む
地域編集論-地域振興と情報発信とは、
簑田が2017年に立ち上げて3年目を迎えた、宇都宮大学の基盤教育(1年2年で受講する基礎科目)選択科目です。2016年4月から宇都宮大学で文科省版地方創生の事業「地(知)の拠点整備事業COC+」とやらのチームメンバーとして働いています。上から目線の役所言葉で言いますと「東京一極集中&地方の衰退&少子高齢化が進む時代で、地域課題解決に資する人材を育成し、地方に(就職させて)定着させる」取り組みです。しかし、事業の主体はあくまでも学生ですから。これまでの大人たちの無策と無能の結果を大人の都合のいいように若者にツケを払わせるような流れにのっかっても・・(以下自粛)。
ここでは、その科目の概要を記しておきます。
—
道の駅ましこで、8月6日まで開催中、「風景と、未来の物語」の前期企画「ミチカケ」展の展示内容から、連載記事で登場した22組24名の作り手たちの展示販売の風景を何点かお届けします。
陶芸だけでなく、布、木、ガラス、革など、さまざまな素材を扱い、手の仕事を行う作り手たちが多く暮らす土地、益子。土祭2012での手応えなどを背景に企画創刊した「ミチカケ」でも、土地の風土に育まれる創作の環境や風土に育れる感性と、そこから生まれる手の仕事の「情景」を描写し続ける努力を続けてきました。 ▼続きを読む