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コラボレーターを務めます
EUROPIAN EYES ON JAPAN 2019

イタリアの写真家、Alessia Rollo氏の益子滞在(2/16-3/初)を、サポートさせていただいています。ライカ・デジタルとフィルムカメラをさげた彼女を見かけたら、どうぞよろしくお願いします

Alessia(アレッシア)は、成田に着くなり、なんと「ユーは何しに日本へ?」とかいうテレビ番組取材の洗礼を受けたそうですが(笑)、何しにかと言いますと…EUの話から始めないといけません。

欧州文化首都って、ご存知ですか?EU(最初はEC)域内の文化交流・相互理解、そして世界各国との文化交流事業として、1985年から「欧州文化都市」という事業が始められています。EU加盟国から1都市を選び(今は2都市)、欧州文化首都として定め1年近くの間、さまざまな芸術文化事業を行う、とっても規模の大きな芸術祭(と言っていいのかな)。

その中の写真プロジェクト「European Eyes JAPAN today(日本に向けられたヨーロッパ人の眼)」に、今年の開催国の1つ、イタリアから選出された写真家としての来日です。(もう1つの開催国はブルガリア)。
詳しい説明は、欧州文化首都の日本の事務局EUジャパンフェスト日本事務局のサイトをぜひ。

日本に向けられたヨーロッパ人の眼 https://www.eu-japanfest.org/project/japantoday/
欧州文化首都 https://www.eu-japanfest.org/n-cultura…/culturalcapital.html欧州文化首都2019イタリア・マテーラのウェブサイト
https://www.matera-basilicata2019.it/en/

今回、AlessiaRollo氏が益子で撮影する作品群は、この芸術祭の中で写真展として展示され、また記録写真集も制作されます。今回の、サポート/アテンド役は、民間交流のボランティアです。ご縁を繋いでくれたのは、宇大4年生の小林未來さん。EU:ジャパンフェスト日本事務局のインターンでヨーロッパで活動したりと、アクティブで聡明な女性。「土祭2015やミチカケの基礎にしている益子の風土調査や風土理解をベースにコーディネートできるキーパーソン」として事務局に繋いでくれました。

地方と地方で、ダイレクトにつながっていきましょう!ということをよく口にする私ですが、それは、国内だけではなく、諸外国とも。行政・組織云々ではなく、基本は「ひと」と「ひと」ですね。

さて、アレッシアのこれまでの作品も、ぜひこちらで!
Alessia Rollo website
http://www.alessiarollo.it

先日、彼女のこれまでの作品群のプレゼンテーションを受けたのですが、彼女がいう、いくつかの自身の写真プロジェクトの「コンセプト」は…、日本のクリエイターが使いたがる「え、それコンセプトって言わないだろ」的なモヤモヤが吹き飛ぶ明快さと深さで、非常に学ぶところ大!この事業の日本のアーティスティックディレクター菊田樹子さんとの、事前の打ち合わせでもとても感じたことなのです。どんな「作品」が生まれてくるのか、楽しみです。