


土祭|2015企画構想の礎、
風土・風景を読み解くプロジェクト
ここでは、2015年の第3回土祭について、その「企画構想」のプロセスを記録して残しておきたいと思います。
.
町から委託されて、土祭のコンセプトをつくり、総合プロデューサーを務めた馬場浩史さんは「窯業、農業だけでなく、すべての命の源の土」を、土祭という新しい祭の根幹に考えました。馬場さんが捉えている益子の「風土観」をもとに、2009年・第1回のプログラムが企画され、町の人も町外から来る人も一緒に、益子の風土をわかちあいましょう、というメッセージがこめられた祭でした。




道の駅ましこで、8月6日まで開催中、「風景と、未来の物語」の前期企画「ミチカケ」展の展示内容から、連載記事で登場した22組24名の作り手たちの展示販売の風景を何点かお届けします。
陶芸だけでなく、布、木、ガラス、革など、さまざまな素材を扱い、手の仕事を行う作り手たちが多く暮らす土地、益子。土祭2012での手応えなどを背景に企画創刊した「ミチカケ」でも、土地の風土に育まれる創作の環境や風土に育れる感性と、そこから生まれる手の仕事の「情景」を描写し続ける努力を続けてきました。 ▼続きを読む