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ミチカケ|文化誌が
街の意識を変える展

渋谷ヒカリエ8/ d47MUSEUM 展示とトークショー登壇。

1つ前の記事で「地方誌ブームのような状況が続き、雑誌で特集が組まれたり、ムックが編集されたり。ミチカケもお声かけいただくことが多く・・・」と書いた。ここでは、少し遡って、渋谷ヒカリエで開催された地方誌の展示とフォーラムについて記録しておきます。
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地方誌ブームの流れの中で、行政が出版するものは(「ミチカケ」もそうだが)助成金を制作費用に当てている関係で、値段をつけての販売ができず無料で配布するものが多く、「フリーペーパー」「フリーマガジン」として一括りにされて呼称されることも多いのだが、どうもそこに違和感があった。または「プロモーション誌」とか「タウン誌」とか。

そんな地方誌ブームを独自の視点で捉え直して「展示とシンポジウム」を行います! ミチカケでご参加ください! フォーラムのトークイベントにもご登壇ください!……と、ありがたいお声かけが、D&DEPARTMENT・d47museumからあったのは、2014年1月の事でした。
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47都道府県から1誌ずつセレクトされた紙媒体からは、非常に学びと気づきが多く、まさに「編集」の奥深さも改めて実感できた。
フォーラムでは(下の写真フライヤーご参照)できれば、多少は成長したのちにやり直したいくらいのグダグダぶりだったと思う。あーハズカシイ。
確か「地方の情報は、東京経由でマス化されて定型パターンで発信されても意味がないしツマンナイ。これからは地方と地方でダイレクトに繋がっていきましょう」みたいなことを、グダグダなりにクダ巻きながらぶち上げた気がする。
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さて、話を「地方誌ブームを独自の視点で捉え直して」に戻します。d47museumが作成したフライヤーの趣旨文には、こう書いてあります(一部抜粋)。
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今、日本じゅうに「地元文化を再確認する冊子」が増えています。それらは広く日本じゅうに発信されたり、地元の個性、魅力の再発見にと発刊されています。また、編集やデザインなどのクオリティにこだわることで、土地のイメージを見直すきっかけともなり、ますますこれからの日本における「日本再発見」への意識を継続的にしていく創意と位置づけ、d47MUSEUMでは、そうした冊子を「文化誌」と名付け、47の日本から集めてみました。(後略)

そう、文化誌! 「生活文化誌」としてのミチカケ。
その「芯」を確認できた機会ともなりました。