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高橋恭司展 思い出には
色や形 そしてにおいは
あるのだろうか

9月14日のオープニング・高橋恭司さんギャラリートークは、陶芸家でベルリン滞在経験も長い鈴木美汐さんを聞き手に、来場者の方も交えてとても盛り上がりました。9月22日の 座談の会は、写真家で博報堂「生活圏2050」プロジェクトリーダーの鷲尾和彦さんと高橋さんがじっくりと、これまでの高橋さんの軌跡を振り返りながら、時代性の確認なども交えて、とても深いお話となりました。どちらの会も、県北から県外から都内から多くの方にご参加いただき、そして若い

方の参加が多く、とても濃い時間となりました。

展示については、ヒジノワという、ある意味「ラフな」空間ということもあり、高橋さんは、思いっきり「自由」に構成してくださいました。
写真、絵画、インスタレーション、映像、そして、オーディエンスが自らの歩みで出す「音」のしかけと、「KOTOBA」と名付けられた映像作品と…。見る者も能動的に、写真家「記憶」の中へ、音や形や匂いを求めて放り込まれるような、そんな装置が生まれていました。