市民活動つながりでご縁がある、日光市市議会・阿部和子議員の公式ウェブサイトを、プランニング・ディレクターとして制作させていただきました。「ウェブの制作もやっています」というと、デザインや構築も?と思われることもありますが、その辺りのことも少し記しておきます。
まずは、2021年4月に公開となったウェブサイトをご覧いただければと思います。
https://abe-kazuko.info
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ディレクターとしての簑田の役割と進め方を、阿部議員のウェブ制作を例に書き出してみます。
1)クライアントさんと打ち合わせ(徹底的な聞き取り)
2)クライアントさんの希望や意思、不安、困りごと、期待などを言語化して確認、方向性を言語化して提示
3)そこが共有できたら、テイスト・メインビジュアル・キャスティング・構成/コンテンツなどの提案へと進めていきます。
4)構成がほぼ固まったら、エンジニアさんと予算を勘案しながら階層表を兼ねる構成表と各コンテンツのラフ(簑田独自の)みたいなものを形にしていきます。
5)ビジュアルの具体化
福祉と教育、子どもと家庭への支援という領域に強い阿部議員に提案して、鹿沼市在住の、私と阿部さんの共通の知り合いである画家の黒田太郎さんが、障害を持つ人たちへ造形創作活動の指導を行っている、真岡市の「そらまめ塾」に協力を仰ぐことにしました。塾生の菅又晴美さんの作品をメインビジュアルとして掲載させていただいています。豊かな色使いで伸びやかに描かれた絵画からは、多様性ある社会、共生社会をイメージできます。
6)編集と文章作成
それから、文章作成などに入りますが、阿部議員のウェブサイトでは、プロフィールを通りいっぺんのものではなく、「議員を志した背景やキャリア、苦難の道のり」などをしっかりと伝えるために、聞き書きによる「history」を作成することを提案しておりまして、ここに時間をかけています。
7)デザインと構築
今回は、益子町のウェブクリエイター大塚康宏さんにお願いしています。
構築に入っても、クライアントさんとの間に入り進行管理を行っていきます。
という流れでした。進め方やプロセスは案件ごとに異なりますが「企画・編集・ディレクション・進行管理」として軸を通していく進め方は、デザイナーさんにもコーダーさんにも、その専門性に集中していただけますし、しっかりと「編集」を入れていくことができるので、クォリティアップにもつながるのではないかと思います。