今年の6月に仲間たちとスタートさせた、
インターネット上での取り組みを紹介します。
http://editorialyabucozy.jp/message/
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主権を持つ生活者からのメッセージプロジェクト
私と暮らし、暮らしと政治
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個々人を「主権を持つ生活者」として定義し直し、その暮らしのリアルな「切実な」立ち位置から、社会へ(社会の構成員たる人々へ)、そして政治というものが執り行われる場や政治を行う人々へ、主権者としての主張やメッセージを発していこう、という取り組みです。
まず最初は、発起人であり編集委員が、友人知人たちからお声をおかけしていますが、ネットを通してさらに広めてご参加を募っていきたいと思います。
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ここを読んでいただいた皆さま、ぜひ参加のご連絡をお待ちしています。折り返し寄稿要項を送りします。
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この取り組みの「企画趣旨」については、ウェブサイトにも掲載していますが、
このページの最後にも転載しておきますので、ぜひ、ご一読いただければ幸いです。そして、このブログでは、その企画趣旨文にも書いている「矢印」について、少し補足をしたいと思います。
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政治の場から私たちへの「矢印」について
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今年の5月、SNS で「首相官邸ホームページに掲載されている図説の矢印がおかしい!」という指摘が上がり、それはあっという間に国民の同意を持って拡散され、6月下旬には、世論の高まりを受けて修正が施されました。
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三権分立を説明する図説として、教科書・参考書の類や衆参両院のホームページでは、このように「内閣」と「国民」の関係性は、国民→内閣へ「世論」という矢印が描かれています。(画像:衆議院ホームページより)
さて、そして、修正される前の首相官邸ホームページに記載されていた図は、こちら。間違い探し、どうぞ。(修正前の画像を保存されていた方のTwitter投稿より)
間違い探し、すぐお分かりですよね。
内閣から国民へ向かう「行政」の矢印について、Twitterなどで見てきた意義申し立ての理由としては、「国会や最高裁との国民の関係の矢印に照らして考えると内閣が国民を監視し、内閣が国民の上位とも受け取れる」という声が大多数だったと思います。BuzzFeed News編集部が、首相官邸に取材をかけたそうで、この矢印には「内閣が国民に行政サービスを提供する」という意味があるとの返答だったそうです。(Yahooニュースで6月25日に配信)
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なるほど!なるほど!
国民の意見や意思、実態、、世論・・・そんなものには関係なしに、「お友達」や「政治献金してくれる団体」への利権差配のために、カビムシ布マスク配布や和牛券などなどなどの意味不明な愚策サービスを発想できるわけですね。
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矢印の意味、矢印の向き、変えていきましょう!
しもじもの者から。世論形成で。
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主権を持つ市民メッセージ企画趣旨
ウェブサイトより転載、文責:簑田
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みなさま、こんにちは。
私たちは、栃木県内に拠点を持つ、市民有志10名です。
2018年の3月に「こどもの未来にYES!をつくろうネットワーク」を立ち上げて、年に4回、は、「環境と経済」や「食と農」「ジェンダー」「憲法」「市民活動のツールとしてのSDGs」などのテーマで、「暮らし×社会×地域性」を常に横断しながら学び合う集まりを開いてきました。3年目にあたる今年は、これまでの学び合いをもとに、参加者の声を募り、ワークショップ形式の編集会議を開きながら「どんな未来ならYES!と言えるか?未来ビジョンブックをつくろう」という活動を行う予定でした。とはいえ、ブックを作るには費用がかかるし、まだまだ集まる機会も作りにくい。ということで、5月に入り、発起人と有志で相談しまして、さまざまな生活者の声〜暮らしの現場からの視点で、社会や、政治の現場への希望や提案や意思表明〜を発信していくウェブ上のページを立ち上げることにしました。
これまでの勉強会で通底して共有してきたことは、「個々人の暮らしと社会や政治との関わりへの視点を持つことの大切さ」でした。世界的な新型コロナウィルスの感染拡大の状況下で、生活の基盤も危うくなり先の見通しが立たなくなる中で、私たちの「暮らし」や「いのち」は、市町、県、そして国の政治の在り方によって大きな影響を受けることが浮き彫りになり、いち市民の声は、果たして政治を行う人たちや社会のリーダーに届くのか?という無力感にも襲われます。「社会」からは、同調圧力の「矢印」が、場の空気に混じりながら私たちに降りてきます。政治家からは、いつのまにか決定されている「法案」や「施策」が「彼らの主張」の「矢印」となって、私たちに降ってきます。さて、そろそろ、その「矢印」を主権者の側から「逆向きに」放っていきませんか?という、取組みです。また、(諸外国に比べて)日常生活の中で「政治の話がしにくい」、あるいは「政治に無関心な人」が多いと評される日本の「空気」を少しずつ変えていきたい、という取組みです。
民意というものの伝えかたは、選挙での投票、デモや集会、署名、請願、SNS での発信など、さまざまな手法がありますが、この活動は、ひとりひとりの暮らしの現場のリアルを「何千人の中の1」と分子の1に圧縮してしまうのではなく、ひとの暮らしの表情や息遣いをそのままに、ぞれぞれの言葉で積み重ねていくことで「見えてくるもの」を大切にしたいと思います。これから、数日にひとりずつ登場して声を重ねていきます。メッセージ掲載を希望される方は、どうぞお気軽に、フッターに記載の問い合わせ先アドレスまでご連絡ください。
なお、この取組みは、右や左や立場や主義主張を超えた、生活者発信のフラットな取組みであり、特定の政党や政治家、候補者などを支持・支援するものでもありません。
2020年6月吉日
市民メッセージ編集委員会
粟谷しのぶ、倉本芙美、小山博子、廣瀬俊介、福田大樹、松永玲美、簑田理香、阿部和子、杉本聡子、三厨由美
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追記
グランドデザインは、須田将仁さん(Takuu tuore)
デザインとシステム構築は、大塚康宏さん(Fundemic)に
ご協力をいただきました。