メインビジュアル画像

講師|R2栃木県地域おこし協力隊研修
初任者講座・スキルアップ講座

栃木県地域振興課からの依頼で、県内で活動中の地域おこし協力隊員向けの講座を担当しました。9月25日に、初任者向け。11月4日に2年目3年目むけのスキルアップ講座。いずれもスライドレクチャーとワークショップを組み合わせた構成で、地域振興課の意向を受けて、ワークショップ手法の開発も行っています。講座の構成とレクチャーのスライドの一部を公開します。

9月25日:初任者研修
テーマ「地域になじみ、地域の人々と共有する地域づくり」
.
1|自己紹介:地域づくりの仕事と活動
2|事例紹介:空き家を活用した地域コミュニティ運営
       益子町ヒジノワcafe&spaceを事例に
3|事例紹介:地域を理解し、地域に馴染む聞き取り調査
             益子の風土・風景を読み解くプロジェクトを事例に
   
ワークショップ「編集的思考を用いて伝え合う」
4|聞き取りとスピーチで他己紹介しよう
5|活動する地域を「編集」して紹介しよう
6|振り返り

講座では、レクチャーとワークショップを通して、いくつかの「問い」を立てながら進めます。今回、配布レジュメにも書いておいた問いも紹介しておきます。
.
問い1 私は/あなたは、なぜ、地域に向き合い始めたのか?
問い2 私は/あなたは、なぜ、地域づくりに取り組み続けるのか?
問い3 あなたにとって、現時点では「私」「共」「公」はどんな重なりですか?
問い4 どうやって地域になじんでいくか?
問い 5  何かを興す時、どこから発想する? どうやってアイデアを得る?
.
問いは、問いのままで抱えていていただいて、活動を重ねながら、必ず「自分で」気づきを得て言語化できるようになると良いと思います。

11月4日:スキルアップ講座
スキルアップでのレクチャーは、卒業後へのプラン作りの参考に、益子町の地域おこし協力隊OBであり、風景社・代表の大塚康宏さんにお願いし、「協力隊卒業後のリアルと任期中に心がけた事」と言うタイトルで、具体的な体験談を元にお話しいただき、簑田は、その後の90分のワークショップを企画開発・担当。

ワークショップ
「地域でおこす!企画書作成のワークショップ」

1企画に関する自己紹介・・・・・スライドレクチャー
2企画書の役割は?・・・・・・・個人ワークと解説
3企画書に必要な項目は?・・・・個人&グループワークと共有
4企画立案の筋道の立て方は?・・スライドレクチャー
5企画書にどう落とし込むか?・・企画書作成の個人ワークと共有
6宿題:地域づくり未来づくりビジョンシート
7参考:活動の参考に・4冊の本の紹介 

以上の内容です。企画書を作成すること、そして、その「内容」については、地域で動く人、官民問わず、非常に大切な「技術」であり、思考の深化に影響します。感染症の状況が完全に落ち着けば、また、自主企画で学び合う場づくりを行いたいものです。