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ミチカケ
益子の人と暮らしを伝える、
はじまりのオレンジ

創刊経緯|益子の人と暮らしを伝える『ミチカケ』企画制作
デザイン|TRUNKさん 写真|矢野津々美さん、佐藤元気さん

益子町観光商工課在籍時の2013年秋に創刊した『ミチカケ』の企画の背景や編集の考え方、行間のことをお話ししていきます。今回は、最初のはじまりのことをほんのすこし。
ミチカケ的なものの必要性を感じ始めたのは、2009年の「第1回土祭」で広報宣伝のお手伝いをさせていただいた頃です。写真にあるオレンジの表紙のノートは、この2年ほどの土祭やミチカケ進行時の打ち合わせや取材、聞き取りなどで使っていたもの。
そして、とても小さなRHODIA のノートは、2010年に持ち歩いていたもので、最初の数ページは、2010年秋に瀬戸内国際芸術祭を訪ねた際のフェリーの時刻や船待ちの港で、タテタカコを聴きながら何故か読んだ一句などが、あまり見たくない雑な筆跡で書かれています。それから数ページあいて、突然「益子初の新雑誌創刊に向けてのアイディアメモ」的な走り書きがはじまります。

いやー、自分自身で見返しても、なんともはや、苦笑いです。

□山ガール、森ガール。
であれば里ガール・里ボーイがいてもよい?
□どんぐり散歩道。
□北緯*度、東経*度の定点観測
……など、意味不明の走り書きに混じって、
□◎◎家の食卓
…というメモもあり、こちらは無事に誌面で連載中です。

それにしても、里ガールはまあよしとして、里ボーイって、どうでしょう?そのうち企画として再浮上するかもしれません。びみょうですね。ともあれ、2010年にはじまり、益子で根を張って暮らす方たちと語らい、教えていただき、ともに活動をしながら考えを広め深め、2年という日々を経て、2012年の12月に「企画書」として集約させ提案させていただき、翌2013年の9月に生まれたのが『ミチカケ』です。
次回は、企画創刊の企画書についてお話しします。