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土祭|道の駅ましこ企画展
「風景と、未来の物語」

道の駅ましこで7月1日より開催中の企画展「風景と、未来の物語」。8月18日からは、後期「この土地で生きることの祭り、土祭展」が開催中です。10月8日まで。展示の一部をアルバムにまとめましたので(ニュアンスだけです)ぜひ、会場へ足をお運びの上、これまでの土祭と未来へも思い馳せつつ、開催中の土祭2018へお出かけください。
タイトルのバナーの写真について。
2015公式ガイドブック「土祭という旅へ」は、益子で修業時代を過ごした安田麻由子さんに「益子の土、益子の藍」を用いて、土の絵を制作していただきました。今回、その「原画」も展示しています。アートディレクションは、須田将仁さん。最初の3人での打ち合わせでの「概念の具体的共有」から、次第に形にしていく過程、おふたりの確かな仕事が、そこにありました。
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歴代のフライヤー群も展示しています。2009から2015まで、グラフィックのアートディレ
クションとデザインは、Takuu tuireの須田将仁氏。2012/2015 は、担当として協働させていただき、多くを学びました。


2009からの歴代ポスターも復刻し掲示しています。

2009年。完成した土舞台の上で。馬場浩史氏と左官・挾土秀平氏。簑田撮影。
そういえば、馬場さんはこの一連の写真を気に入ってくれて、2010年3月のBRUTUS誌の土祭&馬場さんインタビューの記事にも掲載された。 今回の道の駅ましこでの企画展示のために挾土氏が新たに制作してくださった。会場正面に設置してあります。ぜひ、間近でご覧ください。
当初「挾土さんが土舞台制作時に作成したはずのサンプル、まだお手元にあるなら展示に貸し出しいだだけないだろうか?」と、最初に相談したのは、アイシオールの豊永郁代さん。アイシオールは、建築とデザインの雑誌「コンフォルト」の編集部。高山在住の挾土氏の東京マネージャー的な存在で、土祭2009の立ち上げ・コンセプトメイキングに、武田好文氏・吉谷博光氏とともに、大きく関わってくださっている。さて、それからが早かった。サンプルはもう手元に無いということで、「熊本出身の簑田」のことも覚えてくださっていた挾土さん、なんと新たに制作してくれることに。搬送のちょっとしたトラブルもあり気を揉みましたが、なんとか会期2日目からどーんと設置されています。(豊永さんに感謝)
2009年では土祭オリジナル手ぬぐい、そして、2012年では、展示会場としてご協力をいただいた日下田藍染工房さんも、貴重な品々を展示販売してくださっています。日下田正先生の織は見飽きることがありません。

2012年に日下田藍染工房で展示をされた造形作家の川村忠晴氏にも出品いただいています。
 
高橋恭司さんが撮影した「西明寺」、写真絵葉書もサイン入りで販売中です。
2015公式ガイドブック「土祭という旅へ」に寄稿いただき、また、益子の風土・風景を読み解くプロジェクトの聞き取り成果を元にテーマ設定をした「益子風土学セミナー」でも「宗教・表現・光」をテーマに、清浄寺のご住職と対談していただきました。
9月24日まで開催中の「高橋恭司展」ヒジノワにもぜひ足をお運びください。https://takahashikyojitohijinowade.tumblr.com/

土祭2015の企画構想の基礎とした「益子の風土・風景を読み解くプロジェクト」では、ディレクター廣瀬俊介氏の調査時の風景スケッチの原画(田野地区2018調査の新しいものも)の展示と、基礎資料の閲覧コーナーを設けています。*風景絵葉書も販売中です。益子から巣立った方や、遠くの友人への便りにぜひ。
また、風土風景Pに基づいて地域の方達とコースを設定して実施した「土祭風景遠足」の地図もご覧いただけます。


2012年の土祭では、DOORsさん他の協力で、オリジナルアイテムを複数制作販売。栃木レザーさん、シードコーポレーション協力による革のサンダルも大人気でしたね。今回は、ロゴデザインはそのままに、2種類のバッグを限定復刻販売。人気アイテムなので購入お考えの方はお早めに。 
2012年より参加いただいている橋本雅也さん(今回は山本八幡神社で展示)の作品写真集も販売しています。ぜひ!2012年、春が来る前だったか、馬場さんから電話がありzoneに呼ばれ、「橋本さんという作家がいてね、参加してもらおうと思ってるの」と、初めて橋本雅也さんのことを教えていただいた時の記憶が蘇っています。

2012から参加されている彫刻家・古川潤さん(今回は、フォレスト益子前の森)も木彫作品も9種類。お買い求めいただけます!
今回の道の駅ましこでの「土祭展」にあわせて、「ましこのうたDVD&PHOTOBOOK」コーナーもございます。お買い求めいただけます!
簑田が旗を振り、2009-2015の土祭アートディレクター須田氏と、2015公式カメラマンの長田朋子氏、前述の高松泰氏、そしてシンガーソングライターの石塚明由子さんと制作した作品です。

会場正面奥の左手のディスプレイでは、簑田が制作したスライドもご覧いただけます。講演やセミナー講師にお呼びいただき、土祭のことをお話する機会もありまして、これまでに作ったスライドをもとに、道の駅の展示用にあらたに作成したものです。
「土祭は、なぜ生まれ、どのように継がれてきたか」
第1章|土祭とは 基本的な構成と住民参加の作り方
第2章|土祭のコンセプト 世界観を画と言葉で振り返る
第3章|土祭2015の基礎とした益子の風土・風景を読み解くプロジェクト