3|暗躍予定、石積み団!の巻

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雨ニモマケズ

風ニモマケズ

痛風ニモ腰痛ニモ筋肉痛ニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

 

東に崩れた石垣があれば

行って嬉々として積み直し

西に疲れた農夫あれば

行ってその段々畑の石垣を積み直し

南に無残にも コンクリートで固められた川あれば

闇夜に紛れて結集したるのち速やかに

音もなくコンクリートを剥がしまくり、

一夜のうちに石積みを完了し、朝陽とともに散っていく。

北の波止場にゼネコン利権の固まりできれば

同様にして石垣に変える、一夜のうちに。

…「石積み団」ト人ハ呼ブ。

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ

…………

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風景は、守らないと、消えていきます。

1枚目の写真は、一昨年前までは、シダやコケやスミレやトカゲと
共存していた石垣が壊され無表情なコンクリート壁に変えられてしまった、
残念な例。

−−「石積み実践の会」ご報告

昨日、自邸敷地内において、環境デザイナーの廣瀬俊介さんに手ほどきを受けながらモルタルを使わない昔ながらの空石積み工法による石垣作りの会「石積み実践の会」を開きました。自然環境と共存する知恵と技術に関心を寄せている友人知人にお声掛けをしてともに学ばせていただいた次第。これを第一歩として、今後は「石積み団」として宮沢賢治の詩のように(←違)各地で暗躍(←違)していければと思います。

−−「2年目のオープンハウス|星居社、手の仕事」ご報告

この「石積み実践の会」は、芳賀郡と笠間市など近隣の方にお知らせして開催した「2年目のオープンハウス」イベントの併催企画として行いました。事後報告で恐縮ですが、ここにその告知案内文をおいておきます。

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益子町大沢の星居社株式会社にお願いして、

とある山の裾に小さな家を建てました。

暮らし始めて2年目となる秋に、

暮らし手である「施主の私」が主宰する

小さな見学会を催します。

 

星居舎を率いる高田英明さんの

「家を作る」「暮らしを作る」という仕事への姿勢、視線に

私は全面的な信頼をおいていて、

このような機会を施主の側からご提案させていただきました。

また、住み始めて、環境作りに力を借りた

友人の作り手たちの仕事もご紹介したく思います。

……

木と手の仕事|家、テーブル、流し台 星居社株式会社 代表 高田英明さん

木と石の仕事|テラス、カーテンレールほか:彫刻家 古川潤さん

土と緑の仕事|庭:造園家 町田夕子さん

……

家の中に取り入れ、ともに暮らしている、

作り手の方たちの作品もご覧いただけます。

木と鉄の仕事|テーブルと椅子、キッチンツール:横溝創

鉄の仕事|佐々倉文さん、新田麻紀さん、須知大さん

布の仕事|komichiさん、タカダジュンコさん

ほかにも木や陶器、布の、友人の作り手たちのものも家の中のそこここに。

 

すべて手刻みで家をつくる高田英明さん率いる星居社の仕事を

「暮らしの実感」とともに知っていただければと思います。

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施行中の初夏のある日
高田さんからこの写真が送られてきて
「みのださん、本当に幸せな仕事をさせてもらって、感謝します、ありがとう」と伝えられました。

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感謝が絶えないのはこちらなのに、そいういうふうに自分の生業を通して感じることができる
彼の…感性、いえ、ちがう、もう総合的な人間性みたいなものに、
私も、この家に住み始めることで「生き直す」ことができる、と幸せに感じたものです。

家をつくる、とは、そういうものなのですね。

完成後すぐに施工会社の主催で行われる完成見学会やオープンハウスではなく、暮らし始めて2年もすぎて、施主である私の方から企画して行うオープンハウス。また、単なる昔ながらの手法を懐古主義的になぞる意図ではなく、今とこれからの時代に生きるための知恵と技術を得るための一例としての石積み。どちらも、地域編集室のポリシーとしてあげている考え方に根ざしています。
まっとうに、咲こう。
多少のカラーの違いはあっても、大切なところは共有してくれている仲間たち、そして、ここを頷きながら読んでくれているであろうあなたに、ありがとう。

2|映画上映と講演会のご案内
ニッポンの嘘、ニッポンの未来、
観て、聴いて、つなぐとき。

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私たちが暮らすこの国の「報道の自由度ランキング」は、
2010年の11位から、大幅に順位を下げて2016年で72位へ。

「国境なき記者団」による、報道の自由度による記事は、こちら。

わたしは、本当に知るべきことを知っていますか?
知ろうとしていますか?
あなたは、どうですか?

わたしが初めて、職業としての報道写真家という職業の存在を
知ったのは熊本の高校時代に恩師の導きで、いまでいう、
放課後の自主的な総合学習で取り組んだ「水俣」を通して、だった。

ユージン・スミス
桑原史成

そして、2014年。
Twitter の情報で、ひとりの、「伝説の」と形容詞がつく
報道写真家が亡くなったことを知る。
福島菊次郎。

その名前は、知らなかった。
けれど、検索してみていくと、父が定期購読していた雑誌や、
のちにネットで強烈に印象に残っているモノクロームの
「三里塚」「広島」の写真家だと知る。
少し前に撮影されたドキュメンタリー映画の
追悼上映が決まったという。
追悼上映では、仕事のために行けず、アンコール追加上映が決まり、
その最終日に、ようやく、渋谷アップリンクのスクリーンで、
「伝説の」菊次郎さんに会うことが叶った。

映画の終盤、菊次郎さんは、ある場所で、泣き崩れる。

その背中を観ながら、どう形容していいかわからないなにかが
わたしの、子ども時代からの、
わたしの日々の、積み重ねの層を突き抜けながら、
小さな熱いマグマだまりのようなところから、
ゆっくりとこみあげてきて、
そして、それを
この両手で、菊次郎さんから受け取ってしまった。
受け取ってしまったからには、
ひとりでも多くの人に、渡したい。つなぎたい。

わたしは、本当に伝えるべきことを伝えていますか?
あなたに。
あなたは、どうですか? 伝えていますか?

6月19日、益子駅舎2階多目的ホールにて
「ニッポンの嘘、ニッポンの未来。観て、聴いて、つなぐとき」と
題して、映画の上映、講演会、写真パネルの展示などの
イベントを開きます。

詳細は、まずは、フェイスブックのイベントページを。→ こちら

1|予告 映画自主上映と講演会のお知らせ

聞いて、観て、考えること。
人生の先輩からメッセージを受け取ること。
そして、子どもたち、つまり未来のおとなたちへ渡すこと。

その輪を創出する1日限りの試みに参加しませんか?

2016年6月19日(日)に益子駅舎2階多目的ホールにて
映画『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』を上映し、
アフタートークとしてスペシャルゲストを2名お招きして講演会を開催します。

参加費の一部は未来のこどもたちのための基金に、
ご来場いただいたみなさま全員のお名前でお渡しします。

詳細は4月中旬以降、順次お伝えしていきます。
ぜひ、6月19日のおでかけ予定にご検討ください!
[主催:地域編集室、共催:Hug♥cine益子・ほか(調整中)]

とってもチャーミングで骨太ロックな菊次郎さん、
予告ムービーはこちら。

 

……
さて、それから[地域編集セッション]シリーズとしては
土祭検討委員会の活動とリンクして「食・学び・表現」などに関する
ワークショップや勉強会、
そして秋には、『ミチカケ』の企画内容や背景・行間が、
益子の町に3Dで飛びだしてくるような「大ミチカケ展」を企画中。
あ、「おお!ミチカケてん」ではなく
「だい・ミチカケてん」と読んでくださいね。
こちらも詳細は、順次お伝えしていきます。

まっとうなことは、ゆかいなこと。
どうぞお楽しみに!