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あゆみ07|再び大渓へ。視察・交流・会議の旅|2023年12月|

2023/12017-21
昨年11月の「大渓工藝週」への招待・参加に続き、2回目の桃園市大渓区への訪問です。今年も11月には、大渓工藝週第2回が開催されていたのですが、秋の陶器市・ヒジノワマーケットと重なっている日程で、2年連続では難しいねと訪台を見送り、しかし、「大渓で学びたい・リアル対面で打ち合わせしたい」ということで、Chouseの皆さんも大イベントを終えて落ち着かれた頃ということで、12月の訪問となりました。今回の参加は、鈴木稔さん・廣瀬俊介さん(夫)と私の3名。

C houseで開いてくれたウェルカムパーティ。Chouseの皆さん&市立木藝生態博物館の館長、学芸員のセンさん、まちづくりの仲間と美霞さんたちが呼ぶ、香子さん(通訳やガイドでお世話になってます!)はじめ、陶芸、木藝彫刻、鍛冶、漁師、貿易などなどに携わる皆さん。二度目の方も始めましての方も。今回もまた(予想以上に)学びばかりの滞在となりました!

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あゆみ06|益子で「FRIENDSHIP CRAFT WEEK」|2023年5月

昨年秋。益子から大渓への訪問に続き、この5月に「フレンドシップ」の旗印のもと、大渓から益子へ、ご一行をお迎えすることができました。

大渓に訪問させていただいてからずっと、次のステップに向けて、悩む日々が続きました。「今度は益子に来てもらいたい。とはいえ、大渓の場合は、桃園市立の木藝生態博物館の主催事業(Chouseが企画運営)への招待だったわけで、益子の弱小民間人(私たち)に一体、どんな企画とおもてなしができるのやら・・・・」・・・。
しかし、過去に「自主企画ツアー:大人の夏休み」「はじまりのローカル コンパスへの企画と運営協力(栃木県)」なども手がけてきたヒジノワですし、何より、民間の有志の、財力も無い、任意の集まりで、地域コミュニティの場を13年間(当時)も運営してきている、私たち。なんとかなるさと、プランニングを始めて数ヶ月。なんとかなりました、笑。ヒジノワのメーリングリストからの実行委員募集の呼びかけに応じてくださった皆様、他、企画にご協力いただいた町内外の皆様、ありがとうございました。

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あゆみ05|ヒジノワで報告会開催とお礼レポート|2023年11月

ヒジノワのメーリングリストに登録している方や工藝市集に出品してくださった方に呼びかけて、11月18日に大渓工藝週参加の報告会を開催しました。私たちが大渓で、見て、学んで、交流させていただいてきたことを、多くの写真を投影しながらお話をしました。大渓のパンフレットや、購入してきた博物館発行の本なども、自由に見ることができるように並べ、参加のみなさんは、興味深そうに、手にとったり眺めたりしていました。もちろん、お土産にいただいたお茶と豆腐のお菓子も、その報告会で美味しくいただきました。参加者の中の5名が書いてくれた感想、現地を訪問した鈴木稔、高田英明、鈴木潤子、簑田の感想やお礼のメッセージも紹介します。

また、これらの文章は、大渓の皆さんへ「お礼のレポート」として(日本語・繁体字の併記で。訳は現地でもお世話になった通称リンちゃん)お送りしました。後日、とても嬉しい!とお返事が。ここまで丁寧にやりとりを重ねることで、交流も深まると確信!


1|大渓に送った簑田のお礼レポート
Chouseと博物館のみなさま、街の皆様のあたたかいおもてなしを思い出しています。初めてのイベント期間中で、とてもお忙しい状態だったと思いますが、そんな素振りは見せず、いつも笑顔でもてなしていただいたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。オンラインで2回、あとはメッセンジャーでのやりとりだけでしたが、本当に古くからの友人のように感じさせていただきました。このご縁を大切にしていきます。
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あゆみ04|「大渓工藝週」初開催&初参加の記録|2022年11月

2022年11月に開催されたイベント「大渓工藝週 DAXI CRAFT WEEK」(博物館主催、企画運営:Chouse)に来ませんか?と、Chouseの陳さんから打診があったのが、たしか、春から初夏へ季節が変わる頃。ヒジノワ立ち上げからの仲間、陶芸家の鈴木稔さん(と潤子さん)、そして同じく立ち上げからの仲間で、古建築の大渓を尋ねるならこの人!という星居社主宰の高田英明さんに声をかけ、4名で大渓へ! 参加させていただいたクラフトウィークのメイン企画を順に紹介します。写真は、簑田撮影+Chouse提供。

1|打開工場(オープンファクトリー)
大渓区で、鍛冶や木藝の工房、製材所などを地図やパンフレットをもとに見学して回ることができる企画です。

①千祥打鐵店

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あゆみ03|大渓工藝週への正式招待|2022年9月

1|入国規制の解除と正式招待

2022年9月5日
蔡さんから連絡がありました。
「計画が具体化したのでオンラインミーティングしましょう」

打合せを重ねる過程で、新型コロナウィルス感染による台湾の入国規制も解除され、一気に「参加」に向けて動き始めました。提示されたのは、簑田と他2名の3名を「大渓工藝週 DAXI CRAFT WEEK」に招待してくださるということと、滞在中に桃園市民の方向けに地域づくりや工芸の産地としての話、ものづくりの人の拠点としてのヒジノワの話などを講演してほしいということ、そして工藝市場(クラフトマーケット)への参加です。

私から、共同代表の一人でもあり陶芸家の鈴木稔さん、そして、木の家づくりや古民家のリノベーションを手掛け、木材の有効活用もかねて家具や小物作りも行う星居社の高田英明さんに現地への参加をお願いしました。
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あゆみ02|オンラインでの初交流が実現!|2022年1月

1|蔡さんからの提案
2021年12月。風景社セッションから2ヶ月後、蔡さんからこんなメッセージが届きました。「「勝手に姉妹郷」の企画なんですが、色々考えていて、いまは台湾桃園市の「C house」を簑田さんと繋いて行きたいと考えています〜!このC houseの代表の陳さんは工芸好きの方で、自分の家を工芸の学習場と予約制のレストランにリフォームして、いまは特に漆器などの工芸の伝承のことを力に入れています。陳さんと簑田さんの雰囲気がすごく近いこともあり、またお二人も工芸と地域づくりに関することを携わっていることもあり、ぜひ色々な経験をシェアできればと思います」
・・・・ここから、陳さん&C houseと、地域編集室簑田理香事務所&ヒジノワの交流がスタートしました。私からは、ヒジノワも交えた交流が良いのではないかと提案して、そしてすぐに蔡さんから、台湾の雑誌『地味手帖』の連載と連動した「勝手姉妹郷」の企画書が送られてきました。
C.Housseでのワークショップなどの様子>https://smiletaiwan.cw.com.tw/article/3638

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あゆみ01|蔡 奕屏さんとの出会い|2020-2021

益子ヒジノワと大渓の繋がりを作ってくれたのは、蔡 奕屏(ツァイ・イーピン)さんです。蔡さんは、台湾から千葉大学の大学院に留学し、地方創生とローカルデザインの状況などの研究の傍ら、日本から台湾へアートや工芸の情報を発信する記者として活動し、2021年1月には、日本での研究と取材をもとに、台湾向けの書籍『ローカルデザイン 地方設計』を出版、台湾で版を重ねて、続編も制作中と聞いています。(その後、バナー写真奥の書籍を上梓:2024年11月追記)

記事の一例: https://www.japan.travel/tw/tw/blog/sanma_06/

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1|土祭2015と『ミチカケ』

2020年秋に益子で開催された栃木県の関係人口づくりのイベント「はじまりのローカル コンパス」の担当だった町職員の深谷さんから「簑田さんに紹介したい人が参加しているから、イベント当日ヒジノワに来てください」と連絡があり、その人が蔡さんでした。
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