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あゆみ01|蔡 奕屏さんとの出会い|2020-2021

益子ヒジノワと大渓の繋がりを作ってくれたのは、蔡 奕屏(ツァイ・イーピン)さんです。蔡さんは、台湾から千葉大学の大学院に留学し、地方創生とローカルデザインの状況などの研究の傍ら、日本から台湾へアートや工芸の情報を発信する記者として活動し、2021年1月には、日本での研究と取材をもとに、台湾向けの書籍『ローカルデザイン 地方設計』を出版、台湾で版を重ねて、続編も制作中と聞いています。(その後、バナー写真奥の書籍を上梓:2024年11月追記)

記事の一例: https://www.japan.travel/tw/tw/blog/sanma_06/

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1|土祭2015と『ミチカケ』

2020年秋に益子で開催された栃木県の関係人口づくりのイベント「はじまりのローカル コンパス」の担当だった町職員の深谷さんから「簑田さんに紹介したい人が参加しているから、イベント当日ヒジノワに来てください」と連絡があり、その人が蔡さんでした。
私がプロジェクトマネージャーを務めていた土祭2015のことを台湾のウェブマガジンに記事を書いてくれていたそう。また、益子町役場に専門職的な立ち位置で任期付き職員として勤めていた際に、企画提案し編集長として制作していた、益子の人と暮らしを伝える地域誌『ミチカケ』(2013-2018)もファンだとのこと。そこから情報交換が始まりました。

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2|蔡さんの著書『ローカルデザイン/地方設計』に地域編集室簑田理香事務所が掲載。

021年1月。日本の地方創生も研究テーマにしていた蔡さんは、日本各地に取材に出かけ、地域振興とデザインの関係性をいろんな事例をもとに台湾に紹介する本を書きました。その中で1つの章として、土祭2015やミチカケ、ヒジノワ、ましこのうた、宇都宮大学での地方創生系授業のことなどを紹介してくれています。

このことについての過去記事は > こちら

3|蔡さんをトークゲストにお呼びする

2021年10月。前年の8月に、友人3名(環境デザイナー・デザイナー・エンジニア)とともに設立した有限責任事業組合・風景社で企画したトークセッション「風景社セッション」第4回に、蔡さんをゲストに迎えて、台湾で進む地方創生について、工芸や農業を軸として地域づくりのお話などをしていただきました。その際に、蔡さんが進めるプロジェクト〜台湾の地方や人と、類似性がある日本の地方や人を繋ぎ、交流を(姉妹都市のように)進めていくという「勝手に姉妹郷」のプランを語っていただきました。

>あゆみ02へ続く