5|ヒジノワホームルームという
場づくりを始めます

益子町新町の地域コミュニティ「ヒジノワ」を拠点に
ヒジノワホームルームというシリーズ企画を始めます。
暮らしの考えやさまざまな活動をシェアする場、学びあう場。
月に1度、1つのテーマのもとにホームに集い、
学生時代の学級活動のような時間をわかちあう。そんな場づくりを始めます。

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ネットに踊る「シェア」の3文字。
瞬時に広がり拡散される「シェア」は便利だけれど、
どこかバーチャルな空疎な感覚がつきまとう。

そういう利便性とは真逆のところで
私は、仲間たちと、ゆっくりゆっくり、
向き合って、集まって、膝つきあわせて
ときには、食卓を囲みながら、
いろんな「対話」や「妄想」や「相談」や「企み」を続けてきた。
(本当に、友人や仲間には恵まれている)
食、農業、環境、原発、憲法、創作、政治、教育、地域コミュニティ・・

その過程で
「おんなじようなこと考えていたね!」と
気持ちの上で小躍りしながらハイタッチする、
そんな幸福な「共有」の瞬間がなんと多いことか!

「これからは、ヤミゾで繋がる時代だよね」
「エネルギーと農業と食を繋げたいね」
「自分たちの世代では無理だとしても、種は撒いて繋ぎたいね」
「アーサーきゅんきゅんだよね(謎)」
そして
「情報や消費情報行のシェアではなく、
それぞれの「活動」の共有から!だよね」

そういう小さな共有の積み重ねの延長上で、
ヒジノワを拠点に立ち上げたのが、ヒジノワホームルーム。

小さなリーフレットもできています。
イラストとデザインは、おとなりの真岡市在住
ウスバミコさんにお願いしました。
(益子町のヒジノワ・つづり・日々舎・茶屋雨巻においてあります)
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ここからは、リーフレットの内容の転載で、上半期の企画概要をお伝えしますね。
……………

ヒジノワHR
2017年1月から、ヒジノワでホームルームを始めます。

ヒジノワホームルームは、暮らしの考えやさまざまな活動をシェアする場、学びあう場。月に1度、1つのテーマのもとにホームに集い、学生時代の学級活動のような時間をわかちあう。そんな場づくりを始めます。

ヒジノワ ホームルームは|毎月1回1テーマ

土を耕し種を蒔き、育てることと食べること、創作や表現のこと、住む土地の風土や環境のこと、家族のあり方のこと、エネルギーのこと、暮らしと政治のこと…。わたしたちにはさまざまな課題がありますが、いまの私たちの暮らしをとりまく状勢の中で、つまるところは、私たち大人がどう生きて、どんなことを次の世代に残していけるのか…ということ。ホームルームという場で共有して、ともに語りあい、考えあう。そして、また個々の日々に持ち帰り、考え続けたり、実践を続けたりできるようなテーマ設定と場づくりを試みたいと思います。

ホームルームのスタイルは|企画によってさまざまに

セミナーありワークショップあり上映会あり。町外からゲストをお招きする特別版、LHR(ロングホームルームルーム)も。通常のHRは毎回1つのテーマを設定して、前半30分ほどは「きっかけスピーカー」さんに、テーマについての活動や提案はたまた妄想やウンチクなどをお話いただきます。(学生のころは3分間スピーチなんてやりましたよね)それからみんなで情報交換意見交換をいたしましょう。

……………

[1月から6月の予定]

第1回 LHR|1月26日(木) *満員御礼:締め切りました
「小さな種と農家さんのお話会〜未来にいのちを繋ぐ」

ふだん食べている野菜はどうやって生まれてきたのでしょう。在来種のこと、自家採種のこと、ご存知ですか? 種が繋ぐ命の循環を大切に考え作物を育て続ける農家さんの思いとは? お話を聞き、豆の脱穀の作業をみんなで行いながら、農と食と命の循環のことを語り合うひとときです。スピーカーは、たまゆら草苑さん、うたし農園さん、空土ファームさんが予定されています。
時間|13:00-15:30 (カフェは11:00-17:00)
参加費|1000円(野菜のお土産付) 予約制
カフェ|野菜料理研究家 小鮒千文(在来野菜中心と食事メニューやスィーツなど)
企画|小山博子(大日向マルシェ)榊笙子(トランジションタウン栃の木つぶつ部) 
*詳細はfacebook event page「小さな種のお話会」検索にて。

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第2回 LHR|2月17日(金) 

「西村佳哲さんと考える、益子という場づくり」
スターネットの故馬場さんとの繋がりから、もう長いこと益子とご縁がある、プランニング・ディレクター(リビングワールド代表・一般社団法人神山つなぐ公社理事)の西村さんをお招きしてのお話会を開きます。
時間|お話会17:30-:19:00  夕食交流会19:00-20:30(一品持ち寄り)
参加費|1500円(1ドリンク付き) 定員|20名
問&予約|info@editorialyabucozy.jp(簑田)

企画|高山英樹(taka woodworks)高田英明(星居社株式会社)簑田理香(地域編集室) 
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第3回 HR|3月 
お話会のテーマと日時などは1月28日のヒジノワ総会で、みんなでワイワイ話し合って決まります。
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第4回 LHR|4月22日(土) 
「子どもは風をえがく。大人はなにを描く?」
「幼稚園の園庭は地球の縮図」として、センス・オブ・ワンダーの感性を育む自然育児を続けている都内(杉並区)の片隅の中瀬幼稚園。その一年を追ったドキュメンタリー映画を上映し、「子どものことを考えることは、大人がどう生きるかを考えること」という井口佳子園長と、県内で自主保育や自然育児の活動中のお父さんお母さんを招いて、参加者も一緒に語り合う会を開きます。
企画|簑田理香(地域編集室) 倉本芙美(2tree open house)
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第5回 HR|5月 
お話会のテーマと日時などは1月28日のヒジノワ総会で、みんなでワイワイ話し合って決まります。
……………
第6回 LHR|6月 
「都市生活者の原発、避難者の原発。」
311から7年。さまざまな苦悩も汚染もなかったことになっていくのでしょうか…? 東京電力福島第一原子力発電所事故の帰還困難地域からの避難者であり、いまは会津若松を拠点に福島からの発信を続ける総合誌「ヴェルトガイストフクシマ」編集長・吉田邦吉さんと、千葉在住で、環境デザイナーという立場からも一市民の立場からも原発再稼働反対の意思表明を続けている廣瀬俊介さんの対談とお話会を予定しています。
企画|天井優志(ヴェルトガイストフクシマ編集部)簑田理香(地域編集室) 
……………

2017年1月から6月までのご案内
3月以降の詳細および、下半期7月以降の企画は、決まり次第、ウェブなどにアップしていきます。こちらでご確認ください。
→ヒジノワCAFE&SPACE http://hijinowa.net/gallery/
→ヒジノワFBページ   https://www.facebook.com/hijinowa/
→地域編集室 http://editorialyabucozy.jp/information/

4|ローカルって何? 
ヒジノワを拠点に考える(前編)

ローカルに拠点を持ちたい!という都市部の方を、地域コミュニティ・ヒジノワで2日間のプログラムを組み、お迎えしました。

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「都市部に住みながら、ローカルにもうひとつの拠点を作ろう!」というコンセプトで、栃木へ新しい人の流れを作る取り組みが、昨年から県の事業(主催・栃木県、事務局・NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク)として進められています。今年は、益子をフィールドに!という依頼が来まして、地域編集室が窓口になり、地域コミュニティ・ヒジノワでお受けしました。10月22日23日の週末に第1回のツアーを実施し、2回目を11月19日20日に予定しています。今回の記事では、10月ツアーの報告と、この機会に、私も2009年の立ち上げから参加している、ヒジノワについて。
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そもそも、ローカルって、なに?
例えば、私も2回ほど書かせていただいたマガジンハウスの「ローカル・地域」をテーマにしたWebマガジン『コロカル』。不定期に書かせていただいている良品計画の「ローカルニッポン」。地方と都市をつなぐ・つたえる『ココロココ』。「つなぐ、つくる、つたえる」コミュニティデザインやまちづくりのウェブマガジン『マチノコト』・・・などなど、「ローカル」の動きを取り上げるウェブマガジンは年々増え、紙媒体も含めて「ローカルメディア」という一大勢力ジャンルが出来上がっています。
行政においても「ローカル」が、地方創生・地域活性の掛け声に良くも悪くも煽られている状況は…続いています。

そもそも「ローカル」って何? なぜカタカナ語を使うのか? 地域と地方の使い分けは、どうなんでしょうか? いや、そもそも、どうして「ローカル」が頑張らないといけないのか? なぜ、地域が振興しないといけないのか? どうして都会の人と「ローカル」成分をわかちあわないといけないのか? なぜこんなに今の時代、「ローカル」が求められるのか? いや、求められてる気がするだけなのか?

どーもすみません、理屈っぽくて。
「そもそも」に立ち返りつつ(答えはでなくても)、その「へりくつ命題」を噛み締めながら「具体的な企画」や「センス」と呼ばれるものに変換していくのが、地域編集室のモットーの1つです。

まるで本論のような前置きが長くなってしまいましたが、そのような「そもそも」を噛み締めながら、お受けしたこのプロジェクト。ヒジノワの仲間たちと企画し準備し、この週末に、都内や埼玉から6名の(2名が仕事の都合でお休み)方々をお迎えしました。今回の2日間のツアーは、11月のツアーに続きます。プログラム内容は、ヒジノワメンバーの生業や暮しを知り体験してもらうことを軸に、主催者サイドから希望があった「土祭」「ミチカケ」の要素を加えて組み立てています。その内容をご紹介します。

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10/22(土)
・ヒジノワご案内。「ぬのといと」展へ
・ミチカケ5号『益子とともに暮らす家』登場のキッチン・スロープさんで昼食。オリエンテーションや自己紹介
・おとなの社会科見学(ヒジノワメンバーの仕事場訪問|彫刻家・古川潤さん、服飾家・
 komichiさん、日々舎・池田絵美さん、大工・星居社株式会社・高田英明さん、陶芸家・鈴木稔さん)
・土祭会場見学(綱神社〜浄土庭園跡と宇都宮家の墓)
・夕食交流会(ヒジノワでメンバーがつくる手料理で交流。「ヒジノワ」についてのスライドトーク)
10/23(日)
・土祭風景遠足@コンパス版(七井地区の小宅古墳群〜亀の井、西明寺地区のコウホネ田んぼ。環境デザイナー・土祭風土形成ディレクター廣瀬さんと七井地区の大岡忠男さんのガイド)
・おとなの社会科見学(有機農家・山崎喜生さんと里芋収穫体験)
・畑の広場で昼食会(多彩な有機野菜や平飼いで健康的な鶏肉や卵の料理、薪のカマドで炊いたサツマイモごはんなど)と、山﨑光男さんを招いての「地方の農家としてのお考えや体験談など」のお話を聞く。
・土祭会場見学(土舞台、ヒジノワのように土祭がきっかけで空き家活用によって生まれた店舗pejite)
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この続き、11月のプログラムは

11/19(土)
・おとなの職場体験(10月の訪問したヒジノワメンバーの仕事先へ、それぞれ分かれて益子での生業と暮らしを体験してもらいます)
・ミチカケ連載「益子とともに暮らす家」に登場したお宅での3時のお茶交流会
・10月11月の益子での体験をもとに記事をつくる「ミチカケ新聞制作ワークショプ」(ミチカケのアートディレクターTRUNK笹目亮太郎さんとみのだと一緒に)
・益子の地域おこし協力隊員を迎えてのヒジノワ夕食交流会
11/20(日)
・ミチカケ新聞をヒジノワスペースへ展示設営(27日まで展示予定)
・コンパス&ヒジノワ共催トークセッション(協力ミチカケ編集部)
「ミチカケの行間を伝える マシコボーダーレス〜地域に根ざした暮らしの作り方とは?」
 スピーカー|高山英樹(木工家具作家 ミチカケ7号特集「マシコボーダーレス」登場)石川若彦(陶芸家 ミチカケ7号「石川家の食卓」登場)矢津田義則(陶芸家、ミチカケ「益子とともに暮らす家」執筆者)司会 多田君枝(住空間の総合誌『コンフォルト』編集長)
*このトークセッションは、一般参加の申し込みも受け付けます。追ってイベントページを立ち上げますので、少しお待ちを。
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ざざっと紹介するとこのような内容です。
この内容には、私やヒジノワの仲間たちからの
「ローカル?」への答えがあります。
都会で暮らしながら地方にも関わりたいと希望をもつ方たちに、
何を提供することができるのか?
土地と人と、土地と人の暮しの「繋がり
(目には見えないものだけど)」を体感しながら、
人の暮しの「軸」を感じて、
現実の言葉をしっかりと受け取る。
そのきっかけをつくることしか私たちにはできません。
でも、それは大切なことで、
ある意味、いまの世の中の危うさへの
大切な「カウンター」にもなるはずです。
なんとなく「伝えている気になる」ような
カタカナ言葉が溢れたネット世界や、
「ナチュラル感」溢れる雑誌のビジュアルが謳う
「丁寧な暮らし」に惑わされないように。
ギョーカイにふわふわと踊らされないように。
地域地域で、土地と人がもう一度しっかりと健康的な関係を繋ぎ直し
人の暮らしの「軸」をつくっていくこと。

そう考えながら私はいつも「ローカル」や「地域振興」という言葉を使っています。企画書の行間のそんな気持ちや受け入れ側の暮らしぶりは、参加者のみなさんの目には、どう映ったのか…日曜日のお昼、イノシシ対策や遺伝子組み替えの農作物と「日々の暮らし」を話してくださった有機農家のお父さん・山崎光男さんと、まっすぐに顔を上げて聞いている参加者。それぞれの表情や視線の交換からは、なにかこう小さな芽だとしても確かに「伝わっている」という空気を感じていました。この続きはまた、11月の交流が終わってから。

最後のおまけ。
ヒジノワのことをスライドを用いてお話しました。
これまでにトークに呼ばれて使用したものをコンパス版に改編したもの。おまけに貼っておきますね。本来、話を組み合わせて使うものなのですが、なんとなく「ヒジノワって何?」も見えてくるかな。

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2|映画上映と講演会のご案内
ニッポンの嘘、ニッポンの未来、
観て、聴いて、つなぐとき。

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私たちが暮らすこの国の「報道の自由度ランキング」は、
2010年の11位から、大幅に順位を下げて2016年で72位へ。

「国境なき記者団」による、報道の自由度による記事は、こちら。

わたしは、本当に知るべきことを知っていますか?
知ろうとしていますか?
あなたは、どうですか?

わたしが初めて、職業としての報道写真家という職業の存在を
知ったのは熊本の高校時代に恩師の導きで、いまでいう、
放課後の自主的な総合学習で取り組んだ「水俣」を通して、だった。

ユージン・スミス
桑原史成

そして、2014年。
Twitter の情報で、ひとりの、「伝説の」と形容詞がつく
報道写真家が亡くなったことを知る。
福島菊次郎。

その名前は、知らなかった。
けれど、検索してみていくと、父が定期購読していた雑誌や、
のちにネットで強烈に印象に残っているモノクロームの
「三里塚」「広島」の写真家だと知る。
少し前に撮影されたドキュメンタリー映画の
追悼上映が決まったという。
追悼上映では、仕事のために行けず、アンコール追加上映が決まり、
その最終日に、ようやく、渋谷アップリンクのスクリーンで、
「伝説の」菊次郎さんに会うことが叶った。

映画の終盤、菊次郎さんは、ある場所で、泣き崩れる。

その背中を観ながら、どう形容していいかわからないなにかが
わたしの、子ども時代からの、
わたしの日々の、積み重ねの層を突き抜けながら、
小さな熱いマグマだまりのようなところから、
ゆっくりとこみあげてきて、
そして、それを
この両手で、菊次郎さんから受け取ってしまった。
受け取ってしまったからには、
ひとりでも多くの人に、渡したい。つなぎたい。

わたしは、本当に伝えるべきことを伝えていますか?
あなたに。
あなたは、どうですか? 伝えていますか?

6月19日、益子駅舎2階多目的ホールにて
「ニッポンの嘘、ニッポンの未来。観て、聴いて、つなぐとき」と
題して、映画の上映、講演会、写真パネルの展示などの
イベントを開きます。

詳細は、まずは、フェイスブックのイベントページを。→ こちら