メインビジュアル画像

あゆみ02|オンラインでの初交流が実現!|2022年1月

1|蔡さんからの提案
2021年12月。風景社セッションから2ヶ月後、蔡さんからこんなメッセージが届きました。「「勝手に姉妹郷」の企画なんですが、色々考えていて、いまは台湾桃園市の「C house」を簑田さんと繋いて行きたいと考えています〜!このC houseの代表の陳さんは工芸好きの方で、自分の家を工芸の学習場と予約制のレストランにリフォームして、いまは特に漆器などの工芸の伝承のことを力に入れています。陳さんと簑田さんの雰囲気がすごく近いこともあり、またお二人も工芸と地域づくりに関することを携わっていることもあり、ぜひ色々な経験をシェアできればと思います」
・・・・ここから、陳さん&C houseと、地域編集室簑田理香事務所&ヒジノワの交流がスタートしました。私からは、ヒジノワも交えた交流が良いのではないかと提案して、そしてすぐに蔡さんから、台湾の雑誌『地味手帖』の連載と連動した「勝手姉妹郷」の企画書が送られてきました。
C.Housseでのワークショップなどの様子>https://smiletaiwan.cw.com.tw/article/3638

2|勝手姉妹郷オンライン交流会
2022年1月11日。
陳さんとC houseスタッフ、そしてヒジノワや関係者数名でのオンライン交流会を開催しました。蔡さんの企画で、事前にそれぞれゆかりの産品を送り合っていて、その説明やお茶の試飲や食べ物の試食や感想交換もオンライン上で行っています。台湾・高雄に1年暮らした経験がある早瀬由貴さん(midnightbreakfast)や、台湾の大学に留学の経験がある宇賀神アンナさんなど、益子在住で台湾ゆかりの方もお誘いして、Chouseの皆さんとも画面越しとはいえ、初対面と思えない感じであったかい時間でした。その模様は、蔡さんによって、この企画のタイアップの雑誌『地味手帖』に10ページにわたり掲載されました。

巻頭ページの蔡さんによるイントロダクションの文章の和訳をいただいたので、以下に掲載します。 『地味手帖』(2022年2月発行)より

.
「陶磁器の産地である益子とは意外と縁が深く、よく数えたら7回以上訪れている。初めて訪れた時は知り合いが誰もいなかったのですが、回を重ねるごとに新しい友だちができ、益子との関係も深まっていきました。

益子の「ヒジノワ」を初めて訪れたのは、日本のコミュニティデザインを提唱している山崎亮さんの著書『コミュニティデザイン』がきっかけでした。 「土祭」のために生まれ変わったこの特別な空間に感動し、初めて益子を訪れたとき、ヒジノワを目当てにしました。

その後、ヒジノワの主要メンバーである編集者簑田さんにお会いしました。蓑田さんが土祭の主催中心メンバーであり、益子の伝説のフリーペーパー「ミチカケ」の編集長だったことを知り、簑田さんのおかげで、ヒジノワの生まれたストーリーを知ることができたのだと思いました。

一方、昨年、友人の紹介で、かつての木工のまち・大渓にある生活工芸拠点「C house」のオーナー、陳美霞さんを知りました。毎回陳さんと話すと、工芸に関する話が止まらなくなります。ヒジノワとC house、二つ工芸とゆかりがあるダイナミックな空間。そして、簑田さんと陳さん、気質の似た2人の地域プレイヤー。双方を紹介してお互いを知ることができれば、面白い発展ができるではないかと思い、今回の勝手に姉妹郷に至りました。」(紹介終わり)

.
2022年3月。

蔡さんから『地味手帖』が届き、そのお礼の連絡をしたところ「陳さんが秋に大渓で工芸のイベントを企画していて簑田さんや益子の仲間を招きたいので、予算確保に動いています」との第一報が。しかしコロナ禍でもあり、その後の連絡はなく・・・。

>あゆみ03に続く