メインビジュアル画像

ましこのうた
poetry of earth
with haluta

地域編集室簑田理香事務所ニュースリリース8/20より、一部抜粋。
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写真:長田朋子(ましこのうた企画展メインビジュアル)

「風土と表現を編む」というコンセプトで、
栃木県益子町を拠点に活動を続ける「ましこのうた」が、
東京・東神田で開催する新しい企画展のご案内です。

⒈ 企画展 概要

▽タイトル
ましこのうた poetry of earth with haluta
 関東八溝の里山から 暮らしの種をつなぐ ジャムセッション

▽会期
9月7日(土)- 9月23日(月/祝) 
月-木 11:00-18:00  金・土・日・月/祝 11:00-20:00 
初日7日の展示販売はライブ開催準備のため15:00まで、最終日24日は16:00まで

▽会場
frø(フォイ)|千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル 101

⒉ 企画展の特徴と内容

内容|イベント:ライブ、トークセッション、ワークショップなど7本
   展示販売: アート&クラフト、オーガニック食品

2018年9月1日に発行した「ましこのうたDVD&PHOTOBOOK」収録のショートムービーと写真集で表現した世界観(陶芸と農業の里山・益子町の風土と人の暮らしの豊かな関係性)から構成する展示を基調に、音楽、工芸、手仕事、アート、風土・風景と表現、食と農…をテーマにして、ライブ、トークセッション、ワークショップ、展示販売、マーケットなどのスタイルを織り交ぜて作り手も使い手も自由に交流しながら往来できるような、17日間のジャムセッションを行います。単なる展示販売ではなく、立体的に、ものづくりの背景や基盤にある「ひとの暮らし方、考え方、生き方」、そして「その土地の風土と、そこから生まれているものとの豊かな関係性」をできる限り、ご来場の方に伝えられるような企画展を目指しています。
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⒊ ましこのうた「風土と表現を編む」活動趣旨

これまでに、陶芸と農業の里山、栃木県益子町を拠点に、益子町のプロモーションや地域活性化の事業として『益子の人と暮らしを伝える ミチカケ』という地域雑誌の企画・編集や、新しいアートイベントの祭り「土祭/ヒジサイ」(2009/2012:事務局、2015:事務局・プロジェクトマネージャー)を手がけてきた、地域の編集者、簑田理香。土から人の手が生み出す器に惹かれて益子に通う、シンガー・ソングライター石塚明由子。2016年のふたりの出会いから、ましこのうたは歩みを始めました。
石塚は、益子の人と暮らしを伝える『ミチカケ』を愛読し、益子の風土に根ざした新しい祭り「土祭2015」に出会い、2016年には、栃木県主催のツアー「はじまりのローカル・コンパス@益子」に参加し、簑田が地域の仲間たちと企画した土祭風景遠足や陶芸家への弟子入りを体験します。その後、石塚は、暮らすことと生きることを本質的な言葉でつむぐ感性と、風土と人の暮らしとの関係性への深い理解から、ひとつのうた「益子の歌」を作りました。その「益子の歌」から吹く風に押されて、簑田は、共有できる志をもつクリエイターや、地域の生活者やさまざまな作り手たちにも協力を仰ぎ、自主制作のメディア「ましこのうた DVD&PHOTOBOOK」を編みました。
ましこのうたは、「地方を創生」して元気にするという掛け声のもとで行われる一過性の打ち上げ花火のような助成金事業とは無縁のところで、個人のクリエイターが集まって独立独歩で歩んでいます。メディアを作って、少しだけ話題になって少し売れて、それで終わりということではなく、そこでカタチにした世界観をベースにして、その土地、その土地の、かけがえのない固有の風土と、その風土によって育まれた感性が生み出す表現や手仕事を、さまざまな形で、細く、永く、普遍性をもって伝えていきたいと考えています。

その土地の風土にしっかりと感覚を開くこと、
風土や先人の知恵から大切なことを受け取ってゆくこと、
暮らすこと、つくること、食べること、歌うこと、
そして、生きることを、自覚的に楽しんでゆくこと。
その先に、きっとささやかでも豊かな未来があると信じて
ましこのうたは、みなさんとともに育ちながら歩んでゆく表現の活動です。

⒋ 今回のご縁について

haluta
長野県上田市、東京、そしてデンマークのコペンハーゲンに拠点を持つ会社です。北欧の引き継ぎ型社会にならい、ヴィンテージをはじめとする家具や雑貨の輸入販売およびリペア・メンテナンス、デンマークの食文化より着想を得たパンの製造・販売、また一級建築事務所として断熱と空調設計を主軸とした住宅や店舗の設計など、暮らしにまつわるさまざまな事業を行っています。
http://www.haluta.jp/

会場|frø(フォイ)について(halutaプレスリリースより)
北欧・デンマークの暮らしに着想を得た医・食・住にまつわる事業を営む株式会社ハルタ(所在地:長野県上田市、代表取締役:徳武 睦裕)は、創業20周年を記念し、2019年7月1日(月) 東京・馬喰町のアガタ竹澤ビルに「次の世代に引き継ぎたい人や食、地域」をテーマにしたハルタの新店舗「frø(フォイ)」をオープンしました。「frø(フォイ)」ではhalutaのコンセプトである「引き継ぐ」をテーマに掲げ自社企画のイベントを行うほか、社外からも複数のディレクターや専門家を迎えて企画展やイベント、ワークショップを開催予定。halutaの取り扱い商品やサービスに限らず、国内外から次世代に残したいもの・こと・考えをピックアップし、発信していきます。

多方面でご活躍中の森岡督行さん(銀座・森岡書店)が、春に神宮前のナチュラルシューストアで開催した「ましこのうた」をベースにした展示やイベントに共感してくださり、halutaさんに繋いでくださいました。「ましこのうた」も、先人たちから引き継ぎ、託されている、その土地、その土地の「風土」と、その風土に育まれる人の感性が生み出す表現(歌や、工芸や、農産物や食・・・)を編みながら有形無形の大切なものを伝えていく活動体と考えています。halutaさんの考えに共感をもって、取り組ませていただくこととし、ましこのうたに関わる方や、「引き継ぐこと」「種」というキーワードで活動されている方にお声をかけさせていただき、ともに約2週間の場づくりができたらと考えた次第です。  

5 サブタイトルについて

poetry of earth
DVD&PHOTOBOOKのタイトル「ましこのうた」は、歌、詩、唄、吟、詠…人の声や言葉が為す、さまざまな形の総称として、ひらがな表記の「うた」にしています。また、「ましこのうた」で伝えたい世界観は、「その土地その土地の風土と、その風土に育まれた感性が生み出す手仕事や創作表現の豊かな関係性。そしてまた、その関係性をもとに、健やかに営む暮らしの尊さ」です。その「土地」を「土・大地:earth」とし、「ましこのうた」映像にもおさめている益子の自然の声(鳥や虫、水の音など)などと同じように、人も、大地から授かる恩恵を素に、さまざまな表現活動や暮らしという「poetry」をうたう…という意味を込めて。(トークセッションへの参加も依頼している環境デザイナー廣瀬氏からの提案です)

八溝(やみぞ)の里山
広く平坦な関東平野の東京から栃木方面に車を走らせ、1時間半をすぎたあたりから、「低い山」が見え始め、「都会から郊外へ」というスィッチの切り替えができると、東京在住の知人は言います。その低い山は、東北からの山々から連なり、南に下りてくる「八溝山地」。八溝山地の南西部の麓に益子町は位置しています。 茂木町や市貝町や、那珂川町など、同じように、八溝山地が関東平野と接する「平野と山地が出会うエリアの里山」の気候風土のもとで、そこで丁寧に暮らし生業を立てる仲間たちとともに場をつくります。

ジャムセッション
ライブ、トーク、ワークショップ、レクチャー、展示、販売、飲食・・・などで構成する今回の企画では、「○○展」「○○フェア」「○○ウィーク」などに代わるものとして、ジャムセッションという言葉を使いたいと思います。ジャズの分野だけではなく、スケートボードでも「一定の期間の間、同じ会場で、さまざまな競技者が入れ替わり立ち代り自由にパフォーマンスを行う」ことをジャムセッションと呼んでいます。
古くから伝わるよきのの価値をあらためて見直し、次代に引き渡す…。Haluta様の理念にも通じ、日々の活動や暮らしのなかで、個々に、そんな活動をしている人たちが、誰が主役、主流というわけでもなく、ゆるやかに集い、つながり合い、即興的なジャズセッションのように響き合う、そこからまた、何か新しいことが生まれるかもしれない・・・、そんな場づくりのイメージです。

うたう。たべる。つくる。生きる。
17日間のジャムセッション。どうぞ、ご来場ください。
(プランニング・デイレクター 簑田理香)



フライヤーデザイン:須田将仁(Takuu tuore)
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▽全体イベントページ
https://www.facebook.com/events/648382472336628/

▽企画詳細|イベント

①9月7日(土)18:00〜21:00終了予定
オープニングライブとビュッフェスタイルの食事をご一緒しましょう。
出演|石塚 明由子 (vo,gt) イシイタカユキ(gt.) 江藤有希(violin)
食|栃木県市貝町で有機農園とケータリングを営む 「わたね」の、倉本 祐樹 さん、倉本 芙美 さんが担当します。 
定員|30名 料金|前日までの予約3500円、当日4000円(ドリンクは別途キャッシュオンにて)
https://www.facebook.com/events/335766283978049/
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②9月8日(日)18:00-19:30  →台風のため15日に延期
トークセッション「詩を読む、スケッチを読む。益子風景案内」
案内人|石塚明由子+ 廣瀬 俊介 (環境デザイナー)+簑田理香(地域編集室簑田理香事務所)
定員|20名 
料金| 前日までの予約1800円 当日2000円 
https://www.facebook.com/events/2641745829190786/
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③ 9月14日(土)18:00-19:30
トークセッション 
第1部「古道具と暮らす愉しみ」
出演|仁平透(仁平古家具店/pejite代表・益子町)
第2部 対談「日本、デンマーク、古い家に住む暮らし」
出演|仁平透、徳武 睦裕 (haluta代表)
定員|20名 
料金| 前日までの予約1800円 当日2000円 
https://www.facebook.com/events/399752047404247/

④9月16日(日/祝) 第1回:11時〜12時40分 第2回:15時〜16時40分 
スライドレクチャーとワークショップ
「益子の土の話と、益子の土で箸置きづくりワークショップ」
講師|鈴木稔(陶芸家・益子町)
定員|6名×2回  
料金|前日までの予約3200円 当日3500円*材料費込 
*おひとり6個の箸置きを成形し、後日、講師が焼き上げて完成品を発送します。
https://www.facebook.com/events/341498293404880/
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⑤9月16日(日/祝)18:00-19:30
トークセッション 対談「産地と工芸のこれから」
出演|鈴木稔(陶芸家)、森岡督行(森岡書店)
定員|20名 
料金| 前日までの予約1800円 当日2000円 
https://www.facebook.com/events/474993899744382/
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⑥9月21日(土)18:00-19:30
スライドレクチャー「未来に繋ぐ、在来野菜と種の話」
出演|野原 典彦 ( ナチュラルフード 森の扉 代表・茂木町)
おやつ|caya(船串薫・水戸市)の在来野菜や穀類を用いた焼き菓子
定員|20名 
料金| 前日までの予約1800円 当日2000円 
https://www.facebook.com/events/637612766759854/
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9月22日(日) 第1回:11時00分〜 12時30分 第2回:13時30分〜15時00分 
ワークショップ「いのちになじむ養生料理レッスン」
講師|小鮒ちふみ(国際中医薬膳師、台所養生共室主宰・那珂川町) こぶな農園
料金|前日までの予約3200円 当日3500円 *材料費込 
*講師のレクチャーとデモンストレーションを受けながら、halutaの黒パンと旬の野菜の養生料理を参加者でいただきます。
https://www.facebook.com/events/650826948659292/

▽企画詳細|展示と販売のご案内

「ましこのうたDVD&PHOTOBOOK」2500円+税

アート&クラフト
出展|成井窯(益子)、古川 潤 (彫刻家・益子)、高山 英樹 (木工作家・益子)、星居社(益子)、仁平古家具店 Pejite(益子・真岡・東京)
特別出展|高橋恭司(益子出身の写真家)による絵画作品
参考展示|成井窯と高橋恭司による陶芸作品「炎画/ヒビ」シリーズ

マーケット
山崎農園のクラフトジュース(益子)、tomt 広田 知 さんのジャムやおやつ(益子)、ナチュラルフード森の扉の取り扱い自然栽培農産物の加工品(茂木・各地)、cayaの在来種使用の焼き菓子(栃木・茨城)、komichi(益子町)nociw(益子町)のエプロンやキッチンクロス、ほか。
古書の販売|「継ぐ」「種」「風土」「工芸」などをテーマに、益子・内町工場、佐藤一貴さんの選書が並びます。

また、「ましこのうた」「haluta」さんつながりで、益子にも縁をもつナチュラルシューストア神宮前店からデンマークの老舗ブランド「duckfeet」の紹介展示も行います。

ましこのうた公式インスタグラム
https://www.instagram.com/mashikonouta/
haluta
http://www.haluta.jp
frøフォイ
https://www.facebook.com/haluta.fro/