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エディターネ、
エフスタイルを編集する
スターネット東京tane展

故・馬場浩史さんが1989年に益子にひらいたスターネット。
都内馬喰町の東京展が2018年秋に閉店することになり、その最終企画として、6月2日から9月30日まで、4ヶ月に渡る展覧会リレーとして、ゆかりの作家たちが展示やイベントを繰り広げてきました。地域編集室簑田理香事務所は、丹治史彦さんにお声掛けいただき、信陽堂編集室(丹治史彦・井上美佳)アイシオール(多田君枝・豊永郁代)のみなさんと編集者3チーム合同で8月31日から5日まで展示を行いました。時間があいてしまいましたが、この投稿は、その振り替えりのご報告です。
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メインバナー写真 新潟エフスタイルオフィスにて 撮影|長田朋子

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丹治さんのもともとのお考えでは、馬場さんとも親交があり、おたがいの仕事を共感をもって認め合っていた、新潟を拠点に活動する「エフスタイル」の商品をしっかりとスターネット東京展の最後の期間に紹介すること。信陽堂編集室さんとエフスタイルさんは、もう長いおつきあいがあります。その起点を共有して、とある春の日、信陽堂さんスタジオ2階に、エフスタイルの五十嵐恵美さん星野若菜さんと、私たち編集者が集まり、どんな展示にするかのミーティング。のちに、自分の首をしめることになるだろう、と、うすぼんやりとした予想はもちながらも提案しました。「3者がそれぞれの視点と切り口で、エフスタイルを編集し、エフスタイルの商品とともに、編集の成果を形にして展示しましょう」と。そして、丹治さんが、展示タイトルを「エディターネ、エフスタイルを編集する」と命名。エディターネは、もちろん、エディターと今回のシリーズ企画「tane」からの造語。馬場さんと、「スターネット」という「文化」が撒いた種を編集者として、どう継いでいくのか。最初から、そして終了したあとも、いろいろと学び直しが多い日々でした。

スターネット馬場さん、2012年のインタビュー  → 外部サイト記事
エフスタイル ウェブサイト → 外部サイト記事

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地域編集室簑田理香事務所は、
エフスタイルがもう長いこと取り組んでいる「シナ」の木の皮などを用いたプロダクトを素材に。エフスタイルと、シナの産地・新潟県村上市雷を訪ね、シナの木の皮はぎから繊維を取り出し、布やバッグに仕立てる課程で手作業を行う雷の人々、そして、その愛用者で、偶然すぐ近くの町に結婚で越してきた女性(偶然が重なり知人でした!)にお話を聞き、印刷から製本まで完全手作業で写真絵本に仕立てました。
ここの投稿で一部を公開しています。
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アイシオールは、
建築とデザインの雑誌『コンフォルト』165号の特集「有機的なオフィス」内で、新潟のエフスタイルのオフィス兼ショールームで取材と撮影。丹念なインタビューで、プロダクトの仕事に対する、おふたりの「思想」を描いていました。展示では、その制作課程のゲラなどを展示。会期中終盤には発行されたばかりの実物本も。
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信陽堂編集室は、                                                                                  10年以上の交流の延長上で「エフスタイルに聞いた85の質問」を展示。85にのぼる、質問と返答のキャッチボールが、小冊子と空間での展示で披露されました。

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それから、馬場さん×エフスタイルと言えば、この方でしょう!ということで、リビングワールドの西村佳哲さんにもお願いをして、トークセッションも企画しました。会場は、スターネット東京近くの居酒屋の2階座敷! この様子は「雛形」さんが取材してくれています。こちらの記事でお読みください。
◎自分の中の違和感を大事に。
エディターネ主催「エフスタイルを編集するー対話とお酒の会」
前編 →外部サイト記事
後編 →外部サイト記事

展示風景を少し。3チームの日頃の仕事も紹介しています。