地域編集ワークショップ

1月12日。宇都宮大学峰キャンパスUUプラザ2階にて
NPOとちぎユースサポーターズネットワーク企画/主催の
ワークショップで講師を務めました。

タイトルは
「地域編集ワークショップ–紙媒体をつくるプロセスを体験する」
なのですが、メインタイトルを端折らないで言うと、こうなります。

編集的思考に基づく、地域的な編集のワークショップ。

これまでの自分の仕事の積み重ねや、地域で学ばせていただいたことをもとに
「編集的思考」を提案し、
その応用展開としての地域づくりのプロセスや「内発的情報発信」の考え方や手法を
大学の講義や地域でのワークショップなどで
「小論」「事例研究:読み解き」「アクティブワーク」を組み合わせて展開中です。

この社会人向けの講座は、昨年の「理論編」(過去記事は、こちら)の姉妹編で、
今回は、編集的思考に基づく紙媒体づくりのプロセスを公開しちゃうので、
みんなで一緒に、思考と制作の道筋をたどって、発想&思考の整理をやってみよう!
・・・というものでございました。

さてその、道筋をたどるためのワークシートが、A3サイズで、5枚!
いやほんと、すみません、詰め込みすぎました。
とはいえ、みなさん、がっつり取り組んでくださり、
最後には、なんとか骨格が作られてきた方も。

当日の内容は、以下の通り
1編集的思考とは?
2step1 紙媒体を読み解く
3step2 私の中にストックされている情報を編集する
4step3 地域的な情報を伝える紙媒体の概要を整理する
5step4 紙面展開・構成を考える
6step5 エディトリアルツリーで「企画・構成」「言葉」を整理する
7受講生の紙媒体プラン、ミニプレゼン大会

また復習用のテキストとして配布したのは「編集的思考:概論」
ここでは、章立てだけ公開しておきます。
[1]編集とは?
  1本来の編集の定義
  2拡大する編集の概念
  3編集概念の展開
[2]仕事や活動…生きることに有用な編集的思考
[3]媒体づくりでの編集的思考の留意点
  –不適切な編集から適切な編集を考える–
[4]地域づくりでの編集的思考
  –媒体づくりでの編集プロセスから地域編集のプロセスへ–
       1編集的思考で企画をつくる6ステップ
    2企画立案に必要な編集的思考
[5]編集以前に重要な企画書作成について


最後に
参加された方のアンケートから、少し紹介させてください。
「断片的な、載せたい情報をどう編集して形に落としこむか、そのプロセスが学べた」
「造花のハデさはなくても、小さくても、確実に実を結ぶ木をつくること」
「伝わる文章おちう考え方ではなく、相手の理解を助ける文章という発想、いいなと思いました」
「(なぜ)と、(なんのために)は、少し違う」
「実践的で頭と手を使うワークショップは楽しくできました」
「なんのノウハウも知識もない中で手探りでやった紙面づくりだったが、
 体系だった方法論を知ることができ、今後の軸ができた気がする」

参加のみなさま、企画の古河大輔さん、ありがとうございました。
またお会いしましょう。

2017/2018講演/講座/WSの駆け足まとめ

2019年の初日に、
なにが悲しくてか、今年の抱負どころか、過去2年の振り返りを。
これまでにアップしていなかった
講演/講座やワークショップの講師について、まとめて記録を。
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2017年4月7日
インターローカルミーティング「地域を伝える」in 神山
徳島県神山町
・企画:西村佳哲さん(一社 神山つなぐ公社)
・会場:里山みらい
地域誌編集人の3者が話題提供をするトークイベント
・中尾弘美さん(徳島県『あおあお』編集者)
・坂口 祐さん(徳島県 佐那河内村『さなのごちそう便り』編集者)
・簑田(栃木県 益子町、『ミチカケ』編集者)

インターローカル・ミーティング〝地域を伝える〟 | イン神山

企画者の西村さんコメント
異なる地域でいい仕事をしている人が集い、
互いの成果や状況を紹介し、互いに学び合う。
そんなプレゼン大会系イベントを開催しようと思います。

今回のゲストは3つの地域の「PR誌編集者」。
どんな媒体を、どんなことを考えながらつくっているのか。
その地域はいまどんな感じなのか。
つくり手の視点から聞かせて欲しいな、と。

4月初めの神山は、桃源郷のように美しく、
また、しっかりと自分の目で地域を見て、
自分の言葉で地域を語る方たちとの交流は、
とてもとても、私の土壌の中に鋤きこまれている森の落ち葉のように
「糧」になりました。

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2017年7月1日
「地域を伝えるフォーラム」登壇
京都府南丹市



南丹市地域おこし協力隊の皆さんの企画・主催で。
ミチカケの「そもそも」と「そのさき」についてお話しました。

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2017年7月&9月
南丹市地域おこし協力隊
情報誌創刊アドバイザー:ワークショップ

記事はこちたらで! →記事
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2017年7月
茨城県結城市で
「コミュ二ティビジネス起業講座」の1つの講義、
および10月14日に
市民活動センター開設5周年記念講演会
「未来に残したい街の記憶」に
パネルディスカッション「街に残る建物の活かし方」の
話題提供&パネラーとして登壇しました。
土祭での古い建物の活用の考え方と、
ヒジノワについて、「共同記憶」という視点からお話を。
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2017年10月21日
栃木県市貝町 雇用創造協議会の
「販売店舗運営セミナー」にて
「SNS ツールの使い分けと効果的なPR方法」というテーマで
セミナー講師を務めました・
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2017年9月から12月
NPOとちぎユースサポーターズネットワーク企画・主催
「地域編集論night 〜地域づくりと伝える力」
連続セミナーの講師を務めました。

宇都宮大学の基盤教育総合領域で行っている授業科目
「地域編集論〜地域振興と情報発信」を
社会人向きに!というご希望に応えて展開したものです。

本ブログ内の記事は、こちらを。

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2018年2月17日
宇都宮市釜川エリアのゴールドコレクションビルにて
社会人や学生たちが景観からまちづくりを考えて
市に対して提言のまとめまでを行う
連続セミナー&ワークショップ
KAMAGAWA DESIGN CLASSに、
「地域ブランディング」担当講師として参加。

レクチャースライド91枚より一部抜粋

……

…………
個別性(具象)と普遍性(概念)を行き来する編集的思考の事例の1つとして


………
「関係性」をつかむことの重要性について

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2018年10月21日
日光市大谷川公園にて開催
アースディ日光2018
トークイベントの進行?MC?ファシリテート?を務めました。
トーク出演
・福田大樹さん(一本杉農園)
・吉原治さん(吉原ファーム)

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ざっくり振り返ると
2017年は
・関東や関西四国と、企画していただいて、お呼びいただく機会が多く、
・そして、ホームでは、ヒジノワホームルームの立ち上げと運営 
2018年は
・2017までに温めてきたものやことを、多くの仲間たちと形にしていく年でした。
・「こどもの未来にYES!をつくろうネットワーク」の立ち上げ、
 「ましこのうた」「道の駅アーカイブ展」「高橋恭司展」などなど。

2019年は?
まだ始まったばかり。
繋がりがあるみなさま。これから出会うであろう、みなさま。
そもそもを深め合い、そのさきをわかちあえるよう、
どうぞよろしくお願いします。

南丹市地域おこし協力隊情報誌アドバイザー

地域を伝える、地に足つけて

南丹市 地域おこし協力隊情報紙
NANTURN 完成!
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京都府南丹市から委託を受けて
7月、そして、9月と、2回 現地へ出かけておりました。
地域おこし協力隊の皆さんが、新しく制作する
「協力隊の視点から、地域の皆さんへ、地域の魅力を伝える」
冊子づくりの ワークショップ講師として。

そして完成した冊子が、一昨日、手元へ。

みなさんの たしかな目と、柔軟な足腰と、
ていねいに現実をつかもうとする手と。
その成果が、十二分に紙面の上に踊っていました。
クォリティ高い! 文章も、構成も、写真も、デザインも!
まじで!
なにより、地域への向き合い方が「まっとう」です。
もう、みのだは、すげー!!と叫んでしまいました。

地域のみなさんも、おじいちゃんもおばあちゃんも
おにいさんもおねえさんも…目を細めながら、にこにこと
手にされていると思います。

完成した冊子、
隊員の皆さんからいただいたメッセージ(抜粋)
ワークショップの様子
写真でお伝えします。

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ワークショップで、私が用意するフレームは、いたってシンプルです。
それぞれの暮らしの中で、すでに出会っている「現実」(具象)と、
そこから深堀してゆくことができる「概念」や
「普遍的な真理」(抽象)の間を
行き来することができる回路をつくること。
グループワークでも、まずは、自分ひとりの思考の時間を大切に。
それから、メンバーで伝え合って、共有して
視点を交錯させて、
他者との視点を行き来する回路をつくってゆきます。

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そして8人の「現実」…ここに来るまでの人生と「今」と未来が
ひとつに撚られながら編まれながら、「伝える」力になってゆく。
地域を伝える、地域で行う編集活動。
できあがったタブロイド紙を手にして
地道に、真摯に、まっとうに、続ける人たちがいるかぎり
まだまだ地方は大丈夫とさえ思えました。

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