


言葉をとりもどせ。
- #コラム
復興って、なんだろうね。
どういう状態を言うのだろうか。
絆ってなんだろうね。
どういう関係性を言うのだろうか。
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先付けされる言葉は、信じるな、使うな。
後付される言い訳には、耳を貸すな。
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実体があれば、
地の底から、足下から、言葉は湧いてくる。
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帰り道の農道で車を止めて仰ぐ月。
20200311

「憲法は実行するものです」
中村哲さんの訃報に_2
中村哲さんの訃報に、多くの人が、(彼の地の人たちも、こちらの人たちも)涙にくれる日々が続いている。ある人は、SNS で「中村さんのことは忘れません」と投稿し、ある人は、国内外のさまざまな情報をシェアし続け、悲しいね!と涙を流す顔のマークがいくつも押されていく。ある人は、政府筋が、中村さんの死に際して対応が冷たいと、SNS で憤る。
日本でのらりくらり過ごす私が「忘れない」とは、どういうことだろうか。
凡庸な私が「志を受け継ぐ」とは、どういうことだろうか。
書籍も読み、ドキュメンタリーも拝聴し、大学の講義では、授業の1回分で、ペシャワール会の活動を紹介してきた。しかし私は多分、1年もすれば、いまの喪失感も何かで埋め合わせていくし、ペシャワール会に寄付をしようと思ったことも忘れていく。
しかし私は・・・。
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これは東アジアのプライドの問題です
学ぼうと思う時、ドキュメンタリー映画を自宅で見る時、一時停止ボタンを繰り返し押しながら、ノートをとりながら、映像を見る。やたら、時間がかかる。しかし、映像から、歴史から、識者から学ぼうと思う時、そうしている。
2017年9月21日 日本時間未明、つまり国際平和デーのその日に、私たちの国の(一応)代表が、国連で演説をした。「北朝鮮に必要なのは対話ではなく圧力だ」と時間のおよそ8割を費やして、平和国家という立ち位置を(かろうじて、まだ私たちはそこに軸足をおいていたのに)完全に、捨てた。その記念すべき、アンピースフルデイに、ノートの1ページから、いくつかの言葉を書き写す。
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